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次世代を担う注目株、イケメンバイプレイヤー特集

ドラマを支えるバイプレイヤー(脇役)。イケメン度だけでなく確かな演技力で個性あるバイプレイヤーとして活躍する俳優陣のなかから、今回は4人の俳優に注目しました。様々な役に意欲的に挑戦する彼らの魅力を探ります。

竹本 道子

執筆者:竹本 道子

ドラマガイド

イケメンバイプレイヤーを考える前に

バイプレイヤー(脇役)に必要なのは演技力と個性。ではイケメンについてはどうでしょう。公式がなく、個人の嗜好が加算され決定していくのがイケメン。ときには、イケメンと紹介されたその人を「イケメン?」と思ってしまうこともあるわけで、万人共通とはいきません。

今回ご紹介するイケメン バイプレイヤー、あなたのイケメン判定はいかがでしょうか?



役者の真髄に迫り続ける 池松 壮亮 (いけまつ そうすけ)

1990年7月9日生まれ TBS系列ドラマ『MOZU』に出演

大河ドラマや舞台『ライオンキング』など様々なジャンルを経験してきた彼、佐藤浩市主演の『陽はまた昇る』で演じた警察学校の訓練生を思い出す人も多いのではないでしょうか。

『MOZU』で彼が演じるのは記憶喪失の殺人鬼、新谷宏美とその兄、和彦の2役。激情と絶望が入り混じるその表情に怖さと同時に切なさも感じながら、ガイドは「負けるな」と祈るように見てしまいます。

かつて『沙粧妙子 - 最後の事件 -』で香取慎吾が演じた爪剥ぎ連続殺人犯、あるいは『青い炎』で二宮和也が演じた父親を殺害する少年などに見られた心にナイフを隠し持つ危うさは、演技力×イケメン×未完成な季節という条件が必須。誰にでも演じられるわけではありません。

感情の無い声、体温を失った魂、荒んだ現実をわずか23歳で見事に演じきっており、今後の活躍が非常に楽しみです。


2011年 池松壮亮の出演ドラマ

 


 

あらゆる風景に溶け込む 永山 絢斗 (ながやま けんと)

1989年3月7日生まれ WOWOWドラマ『モザイクじゃぱん(R-15指定)』に出演

主演も多いですが、バイプレイヤーとしての演技にも興味津々です。ドラマでは『おひさま』『ガラスの家』、映画では『遠い日のゆくえ』『藁の楯』『クローズEXPLODE』と数々の作品で、優等生、不良、医師と様々な役に挑んでいます。そしてどの役も生き生きと軽やかに演じる自然体。「なんて地味な」も「なんて派手な」も演じられる。どんな服装もどんな髪型も似合う不思議な役者です。

映画『ふがいない僕は空を見た』で見せたやるせないたたずまいにグッときた人も多いはず。どんな風景にも溶け込んでしまうのが彼の持ち味。スターバックスで隣に座っていても違和感がありません。最近はディープな世界にも体当たりで挑んでおり、役者魂が静かに伝わってきて、目が離せません。


2011年 永山絢斗の出演ドラマ

                                

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