暮らしに欠かせないものを新鮮な視点で見つめなおす
21_21 DESIGN SIGHT(六本木):企画展「コメ展」
私たちの暮らしに欠かせない食物、それはコメ。昔に比べて食べる量が減ったと言われていますが、それでもほとんどの人は、毎日のように口にしています。しかし当たり前の存在すぎて、しっかりとコメについて考える機会は少ないもの。コメ展は、稲作の伝来から繋がるさまざまな文化の発展、そして食文化の拡がりを知ることができる展覧会です。グラフィックディレクターの佐藤卓、文化人類学者の竹村真一がディレクターとなって、コメのことをしっかりと考えるさまざまな「きっかけ」が用意されています。
コメを創りだす水田は、稲だけでなくさまざまな生物を育みます。また、コメを美味しく食べるためにさまざまな技術や道具が生み出され、豊穣を祈る気持ちは多様な祭りに発展していきました。コメだけでなく、稲刈りを終えたワラもまた、屋根となりわらじとなって生活を豊かに支えています。
会場にはこのことを気づかせてくれる展示作品がずらり。昔ながらのしめかざりや、コメの標本「よりしろ」、米作りのドキュメンタリー映像などじっくり知る愉しみに浸れるものから、コメみくじや、おコメ人生すごろくなど参加型の作品まで充実。しっかり見ていると、食欲が湧いてくる(?)楽しい展覧会です。
会場内物販スペースでは、全国各地の厳選されたおコメもお気軽サイズで販売。少しずつ購入して食べ比べするのも楽しいです!
■DATA 21_21 DESIGN SIGHT(六本木):企画展「コメ展」
展覧会名称:企画展「コメ展」
会場: 21_21 DESIGN SIGHT
会期:2014年2月28日(金) ~6月15日(日)
開館時間: 11:00~20:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日
Web: http://www.2121designsight.jp/
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