フィルムカメラの撮影は想像するのが楽しい
PEN EE-2で撮影したひとコマ。古いレンズを通すとどこか画像も懐かしい雰囲気に仕上がる。画像の風合いを味合うのも楽しみ方のひとつかも。
フィルムカメラで撮影するときは、シャッターを押す前に様々なことを考えるようになります。それは撮影後の画像がすぐに確認できないから。一回シャッターを切ることをとても慎重に行うようになります。さらには、いろんな想像をしながら撮影をするようになります。
これはデジカメを使っていた時には、忘れていたような感覚。アナログカメラゆえの不便さは、本来なら撮影前に行っていた思考やイメージを想像するということを呼び起こしてくれるかのようにも感じます。なにかを思い出すきっかけにもなるかもしれません。
また古いレンズで撮影する画像には、どこか時代を感じさせる風合いが出ることがあります。これもまたフィルムカメラならではの面白い部分。
現像もデジタルとのハイブリッドに
現像とデジタルスキャンしてもらいCDにデータを入れてもらうサービスもある。フィルムカメラで撮ってデジタル画像で楽しむ方法も。
撮影後は、フィルムを現像に出すことになります。今でもカメラ店では、フィルムの現像、プリントを受け付けています。
フィルムで撮った写真は、プリント仕上げにするのが通常でしたが、いまは現像後に画像をスキャンしてデータ化してくれるサービスも行っています。このサービスなら撮影後の写真はデジタル画像として鑑賞、保管することができて便利です。
プリントにすると一枚ごとに料金もかかりますが、フィルムの現像のみとデジタルスキャンの組み合わせてなら料金も比較的抑えることが出来、デジタル画像として取り組むこともできるというメリットがあります。
フィルムカメラで撮影自体はアナログ方式で、画像はスキャンしてもらいデジタルでというハイブリッドな楽しみ方がお勧めです。
家に眠っているフィルムカメラやトイカメラで、一度試してみてはいかがですか。きっとデジカメでは得られなかった楽しみ方が見つかることでしょう。