北海道の学校

公立 札幌医科大学 保健医療学部看護学科(札幌市)
国立 旭川医科大学 看護学科(旭川市)
市立 札幌市立大学 看護学部看護学科(札幌市)
市立 名寄市立大学 保健福祉学部看護学科(名寄市)
私立 札幌保健医療大学 看護学部看護学科(札幌市)
私立 旭川大学 保健福祉学部保健看護学科(旭川市)
私立 北海道医療大学 看護福祉学部看護学科(当別町)
私立 日本赤十字北海道看護大学 看護学部(北見市)
道立 旭川高等看護学院 地域看護学科(旭川市)

北海道では過去に保健師国家試験受験資格の取得できた大学のうち、北海道大学と天使大学の2校が大学院教育に切り替え、北海道文教大学は看護師資格のみに特化した教育を行うようになっています。つまり、今のところ道内で高校卒業後に保健師資格を取るための学校選択肢は、上記の9大学1保健師学校です。

所在地は大都市である札幌市と旭川市に集まっているため、たとえ道内在住者でも函館や帯広、釧路、根室、稚内から通うことはできず、一人暮らしをしながらの学生生活となります。

学校の約半数が国公立なので、授業料という点では少し安心できます。ただし、保健師の資格を取ることを考えると、下の表を見ていただいてもわかるように、大学は全て選択制を採用しています。人数もかなり制限されているため、どうしても保健師になりたいと思っている方にとって、厳しい世界であるといえます。

もちろん、それほど希望者が多い資格ではないとの見方もできますが、確実に資格をと望むのであれば、旭川高等看護学院の看護学科(3年制)+地域・看護学科(1年制)の組み合わせも考えてみてはいかがでしょう?

卒業生のほとんどが道内に就職するのも北海道の特色です。求人が多いのは大都市になりますが、競争率はそれなりに高いです。逆に離島や僻地と呼ばれる町村では、保健師不足のため、地域に飛び込んできてくれる人材を求めています。高齢者の多い離島では、島で最後を迎えることを目ざした活動をしているところもあります。

その昔、北海道では開拓保健婦と呼ばれる人々が、地域に密着した保健活動を行いながら、医者のいない僻地の地域医療を支えていたといいます。その魂を受け継ぐ先輩達と接しながら実習を行うのも楽しみです。

なお、北海道の保健事情で私が一番印象に残っているのは、雪が多く冬に運動ができなくなるため、この時期に太ってしまう人が多いこと。酪農や漁業関係者の多い地域では、ライフスタイルが特殊なので、それに合わせた保健指導が必要なこと。何かと大盛な食事をする文化があげられます。
定員の数字は学科定員→保健師コースに進める人数(目安)です

定員の数字は学科定員→保健師コースに進める人数(目安)です


青森県の学校

国立 弘前大学 医学部保健学科(弘前市)
公立 青森県立保健大学 健康科学部看護学科(青森市)
私立 弘前医療福祉大学 保健学部看護学科(弘前市)
私立 弘前学院大学 看護学部(弘前市)

青森県は4つの大学で保健師教育が行われ、いずれも選択制を採用しています。そのうちの3校が弘前市に集中しているのが特長です。

青森県の保健事情で考えるべきは、やはり高齢化と生活習慣病対策、自殺対策など。とくに平均寿命は男女とも全国ワースト1を続け、短命県の汚名を返上がキーワードといえるでしょう。

岩手県の学校

県立 岩手県立大学 看護学部看護学科(滝沢市)
私立 岩手看護短期大学 専攻科地域看護学専攻(滝沢市)

わずか2校しかないのが岩手県の現状です。しかし、保健師コースに進むことのできる人数は、4校ある青森県と大きな開きはありません。気になるのは2校とも同じ滝沢市にあること。ここは秋田県や青森県へのアクセスもよいため、就職先もその方面を視野に入れる人もいるようです。

秋田県の学校

国立 秋田大学 医学部保健学科(秋田市)
私立 日本赤十字秋田看護大学 看護学部看護学科(秋田市)
私立 秋田看護福祉大学 看護福祉学部看護学科(大館市)
県立 秋田県立衛生看護学院 保健科(横手市)

3つの大学と1つの保健師学校があり、秋田市、大館市、横手市と、県内にばらけて配置されています。県立衛生看護学院は昔ながらの保健師学校なので1年課程で全員が保健師を目指す学校です。クラスメイト全員が同じ目標に向かって勉強していくのが、この学校のよいところです。

大学はいずれも保健師選択制を取り入れています。気をつけたいのは、学校により保健師の資格を取得するコースに進むことのできる人数がかなり違うこと。とくに秋田大学は70人中4人とかなり狭き門となっているようです。
定員の数字は学科定員→保健師コースに進める人数(目安)です

定員の数字は学科定員→保健師コースに進める人数(目安)です


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