実習では人といっぱい関わってほしい

北海道医療大学は札幌市のお隣、当別町のJR学園都市線北海道医療大学駅前にある私立大学です。学部は看護学科を有する看護福祉学部、ほかに薬学部、歯学部、心理科学部、リハビリテーション科学部があり、保健と医療と福祉の統合を目指す体制になっています。

保健師教育は2012年入学生から選択制を採用し、学科定員100人に対して15人の保健師養成コースを設けています。選考が行われる時期は3年次の後期です。選考の基準は単純な成績順ではありません。3年前期までの指定科目の平均点が良以上を成績の要件とし、保健師としての就職を目指すという意識の明確さも重要視されています。

保健師実習は江別保健所管内などの近隣市町村などで実施します。その特長について

undefinedundefinedundefined工藤禎子准教授

   工藤禎子准教授

「体験する。実践する。心を動かす。人といっぱい関わることをモットーとしていま す。机にかじりつくより外に出てほしい。歩いて、自然・風土・人に触れてきなさい、楽しんできなさいと送り出すようにしています」

と語ってくれたのは、地域保健看護学の工藤禎子准教授。

実習先と期間については、おおよそ、保健所1週間、市町村3週間、包括支援センター2週間とし、産業保健と学校保健は現場保健師を招いて話を聞くスタイルを予定しています。

卒業生と先生をつなぐ保健師の会

看護福祉学部の設立は1997年(大学の設立は1974年)になります。注目したいのは、男子学生の比率は20%ほどと、他大学に比べて高めなことです。また、これまで新卒で保健師として就職しているのは4~5%ほどと一般的な数値ながら、卒後10年ほど経過すると転職で保健師になっているケースが多く、50%近くになっている年代もあるといいます。

統合教育で全員が保健師免許を取得していた時代とはいえ、この数値は突出しています。その理由について工藤准教授は
「本学は看護と福祉をひとつにまとめた、全国初の看護福祉学部を設立した大学ですから、人々の生活や地域での慢性期のケアに興味をもつ学生が潜在的に多いからではないかと思っています」
と分析していました。

卒業生たちの交流も盛んです。学部同窓会はもちろんのこと、学部学会や卒後保健師として活躍している同窓生のために、工藤准教授が主催している「保健師の会」があり、年代を超えた積極的な交流を行っています。同会ではFacebookを利用し、学会や学習会、求人情報など情報も頻繁に発信しています。卒業生にとって心強い存在ですね。興味のある方はぜひ覗いてみてください。
→ 北海道医療大学「保健師の会」

先生からの熱いメッセージ

最後に工藤准教授からのメッセージを紹介します。

「看護は学んで絶対に良かったと思える学問です。勉強は大変ですが、資格を取れば一生の糧を得ることができます。とくに看護師は今の就職難でも引く手あまた。給料も福利厚生もよいところが多く、昔3Kといわれていたイメージとは違ってきています。将来生きていくのに強みとなりますし、人間的成長、生活にも役立ちます。保健師も資格と取ったからといって、卒後すぐに働かなくてもいいのです。臨床の経験を積んでから転職することもできます。」

さらに、大学の魅力としてこうも付け加えています。

「本学は自然豊かな環境にあり、医療系の5学部がほどよいバランスでまとまっているので、交流もしやすく視野も広がるなど、他校では得られない充実した学生生活があります。さらに、看護を突き詰めようとする方々のために、大学院博士課程、認定看護師、専門看護師などの教育メニューをフル装備し、キャリアアップを目指す方に最適な環境を整えています」


(大学データ)
北海道医療大学看護福祉学部看護学科地域保健看護学:工藤禎子准教授/桑原ゆみ准教授/竹生礼子准教授/明野聖子助教/川添恵理子助教
学科定員:100人
保健師コース定員:15人
保健師コース選考時期:3年次後期

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。