詩人、金子光晴氏が滞在したジョホールバル
女性用のバジュ(衣装)の店。色鮮やかなマレー系衣装が風とたわむれている
開発都市として有名になりつつあるジョホールバルですが、開発地区は中心地と距離がけっこう離れています。ですので、中心地は昔と変わらない田舎街。観光客の訪れる名所というよりは、地元の人が毎日の生活を大事に送る場所、それがジョホールバルです。
大規模な都市計画「イスカンダル計画」
開発中のイスカンダル地区。JBの中心地から車で約1時間。開発費は10兆円の予想。現在3兆円が費やされている
プテリヨットハーバー。この湾の向こう側にはシンガポールが見える
ただ2014年4月現在、「イスカンダル計画」は全体のまだ10~15%ほどの完成度。パンフレットに描かれた夢のような都市が現れるのは、もうしばらくかかりそうです。
ジョホールバルへのアクセス
長距離バスのターミナル「ラーキン・バスステーション」。中心地まではタクシーで約20分
もうひとつのアクセス方法はシンガポール経由。税関を通るのはすこし面倒ですが、首都クアラルンプールよりお隣の国シンガポールのほうが、ジョホールバルはずっと近いのです。シンガポールのアラブ人街「ブギス」から、エキスプレス・バスで約40分。一般の路線バスも頻繁に出ています。マレーシア側税関とショッピングモール「シティスクエア」が連結しているので、そこでバスを降りることも可(チケットはその先の停留所まで購入)。週末ともなると税関は行き交う人々で大混雑。国境の町ジョホールバルは、人も食も文化もシンガポールと密接な関係にあるのです。