漢字を書く力を鍛える
漢検の試験では、読み問題よりも書き問題のほうが配点が高く、読みでは1問につき1点、書きでは1問につき2点です。従って書き問題でより多くの点数を稼ぎたいところですが、往々にして漢字は読むことよりも書くことのほうが難しく、普段目にしている漢字なのにその漢字がどうしても思い出せない、というのはよくある事です。試験対策の問題集をざっと眺めて、知っている漢字だから書けるだろう、と思い込んでそのままでいると、いざ本番で頭に浮かばす「ど忘れ」にはまってしまいます。
漢字を目で見るだけでは、なかなか身に付くものではありません。漢字の形、偏、つくりをしっかり覚え、試験で確実に解答するためにも、漢字を繰り返し書くことをオススメします。通勤・通学の電車の中だったり書く環境が無い場所でも、ひらがなを漢字に置き換えてみる、というイメージトレーニングを実施するのもよいでしょう。
熟語を音読する
前項では漢字を書くことを説明しましたが、もうひとつ漢字を頭に叩き込む方法として、声に出して漢字を読むことをオススメします。大きな声でハッキリとではなくても、呟く程度でよいでしょう。漢字をイメージしながら声に出すことで、より記憶に残ります。四字熟語や同音異義語などは、声に出して覚えるのが効果的でしょう。漢字検定はどの受検級でも、当たり前の事ですが漢字を読めるだけでは合格できません。漢字を正しく書けるようになるためには、やはり漢字そのものを繰り返し書いて、音読して、頭と身体にしっかりと刻み込む必要があると考えます。