アンブラス ピートオークエイジド アードベック バレルヴァージョン
ドゥ ドクトル ヴァン ドゥ コールナール醸造所(Brouwerij De dochter van de korenaar)は2007年に生まれた、家族経営の小規模醸造所です。オーナー兼、醸造責任者のローナルド氏(Ronald Mengerlic)は15歳の時から醸造に携わっていたプロフェッショナルで、ハイクオリティで革新的なビールを造ります。また醸造所の立地も珍しく、オランダの南部の北ブラバンド州にある、飛び地のベルギー領にあります。
ドゥ ドクトル ヴァン ドゥ コールナール醸造所の2014シリーズ
世界中で流行っているバレルエイジ
バレルエイジとは醸造中のビールを一定期間、木樽(大半はオーク)内で熟成させたビールのことを指します。ワインやモルトのような、他のアルコールで使用した樽でビールを熟成させることで、異種の風味、香りが重なり合って奥行きが生まれます。ワインやシェリー樽を使った、サワーエールやランビック、バーボン樽を使ったスタウトなどが有名です。個性的なキャラクターが生まれる、バレルエイジスタイルはベルギーだけでなく、アメリカを中心に世界で流行っています。この流れはクラフトビールと一緒に、まだまた広がっていきそうです。アードベック
ここで紹介するビールは、アンブラス ピートオークエイジド アードベッグバレルヴァージョン(Peated Oak Aged Embrasse ARDBEG Barrel Version)。ドゥ ドクトル ヴァン ドゥ コールナール醸造所のシリーズの中でも、重厚な味わいのアンブラスというビールを、オーク樽で熟成させたバージョン、「ピートの効いたウイスキー、アードベックの熟成に使っていた、樽で熟成させたアンブラス」ということです。アンブラスは最低半年以上を樽で熟成させることで、ピートオークエイジドとなり、しっとりと甘さも落ち着きます。アルコール感のヴォリュームも丸くなり、長期熟成に向いた(楽しみな)ビールに成長します。
次はアンブラス合う料理を紹介します。