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『アメイジング・スパイダーマン2』とリブート映画評(2ページ目)

ハリウッドでは、アメコミヒーローのリメイクやリブート映画が大流行。リブート映画とは同じ題材の作品をスタッフ&キャスト一新で仕切り直して制作する映画のこと。4月25日公開の『アメイジング・スパイダーマン2』はまさにリブート映画ですね。そこでリメイク&リブート映画のヒーローたちをプチ特集してみました。

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド


遂に3D化!飛び出すスパイダーマン!

お次はリブート作と言われる『アメイジング・スパイダーマン』。スタッフ&キャストを一新していますが、ピーター(アンドリュー・ガーフィールド)がスパイダーマンになっていくプロセスは『スパイダーマン』とほぼ同じ。となれば、ピーターのキャラは違わないはずなんですが、やはり役者が違うと雰囲気変わりますね。アンドリューのピーターはドンくささがなくなり爽やかな好青年になっています。

ガール・フレンドはキルステン・ダンストからエマ・ストーンにチェンジ。サム・ライミ版のカップルはなんかいつもギクシャクしている印象がありましたが、今度は明るく仲良しのカップルで『アメイジング・スパイダーマン』の方が健康的。監督が『500日のサマー』のマーク・ウェブになったから、監督のカラーなのかもしれませんね。
またアクションも3Dになって臨場感が増した分、ビルからビルへと空中を飛びまくるシーンは爽快!スパイダーマンは3D向きのキャラクターだなあと実感しましたよ。

どっちが好きかは、甲乙つけがたい出来なので見る人次第なのですが、自分はオタク度が高かったサム・ライミ版のスパイダーマンの方を懐かしく感じました。


最強の敵と壮絶なバトルと驚愕のラスト『アメイジング・スパイダーマン2』

いよいよ最新作のご紹介です。4月25日公開の『アメイジング・スパイダーマン2』これが前作を上回る出来なのですよ!
『アメイジング・スパイダーマン2』

映像は進化!3Dならではの臨場感

『アメイジング・スパイダーマン2』は、『アメイジング・スパイダーマン』と比べて映像も内容も格段と良くなっています。何がよかったのか……というと悪役のキャラクターに深みが増したことですかね。今回は3体の敵が登場しますが、一番印象深いのがマックス(ジェイミー・フォックス)。彼は、エンジニアで、真面目に仕事をしているにもかかわらず内気な性格が災いして上司にいいように扱われている孤独な男なのです。そんな彼がとある一件をきっかけに怒りの力を電力に変えるエレクトロというモンスターに! 敵役だけどキャラクターがしっかり描かれているので思い切り感情移入し、スパイダーマンに彼を助けてあげてと懇願したくなったりしたくらいです。
『アメイジング・スパイダーマン2』

アンドリューとエマのカップルがかわいい

また2作目になると、アンドリューのピーター役にも慣れて違和感が消え、ピーターとグウェンの切ない関係にも胸しめつけられます。グウェンの愛が深いがゆえに後半の展開は「え~!」と驚くと同時に、すぐに『アメイジング・スパイダーマン3』が見たくなりました。それほど物語が急展開で動き、最後まで飽きさせません!

また3Dで見るとスパイダーマンがNYの空をビュンビュン飛ぶ姿や蜘蛛の糸がシュルルと飛び出すシーンなどの臨場感もハンパない、前作以上! 映画館をアトラクションに変えてしまうヒーロー映画に仕上がっています。

2014年4月25日公開
監督: マーク・ウェブ
出演: アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、ジェイミー・フォックス、デイン・デハーン、キャンベル・スコット、エンベス・デイヴィッツ、コルム・フィオール 、 ポール・ジアマッティ、サリー・フィールド
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>お次は公開が待たれるリブート作『GODZILLA』です。
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