基本のバリアフリーリフォームだけでもかなり助かった
バリアフリーリフォームで床の段差は無くしてあったので助かった。
また床の段差を無くすリフォームをしてあったので、スムーズに移動できましたし、トイレや浴室には手すりを取り付けてありましたので、安全に入ることができました。
逆に、玄関に手すりは不要でした。ただでさえ狭い玄関に手すりがあったら、車いすが当たってしまい、出入りが不便だったかと思います。かわりに玄関収納のカウンターに腕を掛けて体重を支えられるようにしてあったので、それはとても便利でした。
階段は下りが降りられない
杖を使う人は階段の下りが苦手な人が多い。
他の人はどうだろうか思い、同じく杖を使っている人たちに聞いてまわったところ、やはり階段の上りは大変だけど頑張ればいける、下りは降りられないと言う人が多くいました。
しかしエスカレーターが1本しかないところは、たいてい上りだけ。駅は人の動きにあわせて調整しているようですが、1日中上りだけ、エレベーターはとても遠いという施設もありました。もちろん、上りか下りか?どちらが必要かは、症状や状況によって異なりますが、杖を使う人は階段を下るのが苦手な人が多い、というのは、覚えておきたいと思いました。
外を歩くと親切に出会えた
介助してもらいながらではありますが、外出をすると、道行く人が親切な方が多かった印象があります。電車では席を譲って頂き、お店では店員さんたちが気をつかってくれました。それがとにかく涙が出るほど嬉しくて。治ったら絶対に自分もそうしようと心に誓いました。階段の踏み外しによる家庭内事故はとても多い
車いす生活を通して、本当に様々なことを知ることができました。家のカタチに留まらず、人とのつながり、その思い。本当に快適な家とはどんな家か?これからももっと目を凝らして見ていきたいと思っています。とりあえず!家庭内事故の原因の中でも多いのが、階段の踏み外しによるものです。自分だけは大丈夫と思わず、階段に手すりを付ける、滑り止めを付けておくなど、階段の安全対策はどうぞ忘れずにしておいて下さい。
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