デジタルビデオカメラ/デジタルビデオカメラレビュー

プロジェクターで楽しみ広がる「HDR-PJ800」

今までのビデオカメラの進化はズーム倍率が上がるとか手ブレ補正が強力になるというような撮影機能を強化するという方向性が主だったわけですが、最近のソニーはそういう方向性とは異なる機能を持つビデオカメラを提案しています。それがプロジェクター機能を持つビデオカメラです。これはプロジェクター機能を搭載したビデオカメラの最上位機種であるHDR-PJ800のレビューです。

一条 真人

一条 真人

デジタル ガイド

2冊のパソコン雑誌の編集長を務め、その後フリーに。小説家としても活動した後、各種雑誌でコンピュータ、デジタルAV関連の執筆しています。「必ず作れるDVD」「図解 Blu-ray HD DVDがわかる」など、いままでに50冊以上の著書があります。

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ビデオカメラの新しい進化

以前、ビデオカメラの機能競争で、ズーム倍率を上げるというものがありました。そして、それに続いて、手ブレ補正を強力にするという進化も起きました。ユーザーはメーカーが技術を競い合うことで、よりよい映像を撮影することができるので、このような技術競争は好ましいことです。

そんななか、最近のソニーはプロジェクター機能を搭載するという新しい路線の製品を展開してきました。それが「PJ」シリーズです。PJはプロジェクターの略でしょうか?

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プロジェクターを内蔵するPJ800



現在、プロジェクターを搭載した機種は、HDR-PJ800とPJ540で、PJ800がスタンダードモデル、PJ540はエントリーモデルとよばれます。この下の機種はベーシック機と呼ばれてプロジェクターを搭載していません。つまりは現在のソニーのビデオカメラのコアモデルを形成するのはプロジェクター搭載機となっています。

Brown

PJ800のブラウンモデル。



外観

PJ800はプロジェクターを搭載しているとは言っても、そのボディは非常にコンパクトに仕上がっています。このプロジェクター機能はディスプレイ部分に仕込まれています。そのため撮影時にディスプレイを開いた状態では、普通のビデオカメラと同じ程度のサイズ感でホールド(固定)することができるわけです。

ちなみにPJ800はボディカラーにブラウンとブラックがあります。

projecter

プロジェクター機能はディスプレイ側に搭載



Dispkay

ディスプレイを開いたところ


次ページでは撮影機能などについて説明します。
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