以前はとにかく時間が掛かった水まわりリフォーム
ちょっと前までは便器を交換するだけのリフォームでもおおごとだった。
と、ひと昔前は確かにそうでした。洋式便器の交換をするだけのリフォームでも、床を一部壊して配管をやり直して、また床を補修する必要がありましたので、何日も掛かりました。日数が掛かれば、その間トイレが使えなくなります。
同じように浴室リフォームでも、システムバスがまだ一般的では無かった時代、浴室を全部壊して、またタイルを一から張って浴室リフォームするためには、ゆうに3週間以上は掛かりました。
何日も水まわりが使えない暮らし、お金も手間も掛かった
浴室リフォームでお風呂に3週間以上も入れないと、住んでいる人はかなりの不便。
ガイドYuuが「リフォームのホント・裏話」というwebサイトを立ち上げたのが2001年。最初に書いた情報は、キッチンのリフォーム中のお弁当づくりはどうしたらいい?お風呂に入れない間は?トイレを使えない間は?など、水まわりのリフォームを住みながら行う際の、困りごと対策や注意点でした。
その時代の水まわりリフォームは、仮設浴室や仮設トイレを庭に建てる工事が必要になるケースも多く、とにかくお金も手間も掛かる、大きな覚悟が必要な大イベントだったのです。
リフォーム用設備の充実でラクに素早く工事ができる時代に
イマドキの浴室リフォームは数日ですぐに新しいお風呂に入れる。
リフォーム用設備とは、古い部分をできるだけ壊さず、ラクに素早く工事ができるよう考えられた設備のことで、便器やキッチンだけでなく、玄関ドアやフローリングなどもあります。
最近は新築よりリフォームが盛んな時代ですから、各設備メーカーもリフォーム用設備をどんどんと充実させ、ラインナップも豊富になりました。
そのような製品を使えば、便器の交換だけならイマドキは半日で終わります。浴室もシステムバスからシステムバスへのリフォームなら1日半ほど、タイルの浴室からシステムバスへのリフォームでも、お風呂に入れない期間は数日程度になったのです。
イマドキは水まわりが一番ラクで効果が高いリフォーム
もちろんこれは水まわりの位置の移動が無い、設備の交換のみにとどめた場合での話です。しかしこれまで大きな問題だった、水まわりが使えない期間が短縮された今、他の部屋への影響が少ない水まわりのリフォームは、数あるリフォームの中でも一番ラクで効果が高いリフォームと言えます。大変そう……と思い悩む前に、気軽にチャレンジして下さい。Copyright(c)2014 一級建築士事務所 Office Yuu,All rights reserved.