弘前さくらまつり(ひろさきさくらまつり)(青森県弘前市)
1700年代に、時の弘前藩士が京都から桜を取り寄せたことから始まる行事です。「弘前さくらまつり」という名前で現在に近いイベントとなったのは、1961(昭和36)年。日本さくら名所100選にも選ばれており、例年ゴールデンウイーク期間中に桜が満開になることにより、全国から多数の観光客が訪れます。ゴールデンウイーク中のイベント来場者数が博多どんたく・ひろしまフラワーフェスティバルと並び毎年ランキング上位となることでも知られています。いわゆるシートをひいての花見宴会ができるエリアもありますがそこは地元の人に任せて、われわれ観光客は弘前に行かないとできないお花見を楽しみましょう。お城天守閣とお堀に映える桜という風景を味わい、推定樹齢130年以上といわれる「日本最古のソメイヨシノ」を鑑賞し、そして露天でお酒や地元名物などを味わいながら、四の丸演芸場で津軽三味線や手踊りといった津軽ならではの出し物を楽しめば、青森の花見を目いっぱい味わえることうけあいです。
弘前城の入場料は、大人310円(2014年4月現在)。観光ボランティアガイドの案内を受けるのもいいでしょう(ただしさくらまつり期間中は事前予約不可となります)。まつり期間中は22時までライトアップが行われ、夜桜見物も楽しめます。
なお、今年秋から弘前城本丸の石垣修理工事のため、おなじみの「内濠の水面に映る天守と桜」という景色は今年を最後に約10年間は見られなくなります。可能であれば、ぜひ今年に見ておきたいところですね。
■弘前さくらまつり
開催期日:毎年ゴールデンウイーク期間中(開花状況により異なる)
会場:弘前城周辺一帯
アクセス:JR奥羽本線弘前駅下車バス約15分「市役所前公園入口」下車
電話:0172-37-5501(弘前市立観光館)
URL:(公社)弘前観光コンベンション協会
4月は春が本格的に訪れることから、勇壮な祭りから幻想的な祭りまで、バリエーションに富んだ祭りが各地で開催されています。また月末はゴールデンウイークの期間に入ります。ぜひ春を感じに、行事に祭りにと、出かけてみませんか?
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