デジタル一眼カメラ/デジタル一眼カメラレビュー

ニコンのお買い得入門モデル 『D3300』&『D610』(4ページ目)

デジタルカメラ業界で、APS-Cサイズとフルサイズで積極的な展開をするニコンには世界戦略モデルが存在します。新規ユーザー獲得を狙って作られた、ハイコスパモデルはライバルと比較して高性能、多機能、低価格と三拍子揃った優等生。これが狙い目!

ゴン 川野

執筆者:ゴン 川野

デジタルカメラガイド

上級機を凌駕するフルサイズの実力機

説明用画像

ニコン『D610』24-85 VR レンズキット


『D610』は『D800』の下位モデルでフルサイズの入門機ですが、型番から分かるように『D600』の改良版の新製品です。そのため多くの点で『D800』より優れた部分もあります。例えば連写速度は『D800』の秒5コマに対して6コマを実現。起動時間0.13秒、重さは約1000gに対して約850gと軽量化されています。価格差は7万円もあります。『D800』との最大の違いはセンサーが別物で画素数が違うことと、最高シャッター速度の1/8000秒と1/4000秒の違いです。それからAFのエリアポイントが39点と51点と違います。画素処理エンジンや液晶モニター、光学ファインダーの見え味も変わりません。わたしならズバリ小型軽量の『D610』を買います。

説明用画像

インターフェイスは『D800』譲りで迷わず使えるだろう。ボディは防塵防滴仕様であらゆる環境に対応できる

説明用画像

左側の撮影モードダイヤルはボディ小型化のため斜めになっている。秒3コマで連写できる静音連続撮影モードが加わった

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