万能型キットレンズ『AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR』
『D610』のキットレンズは2種類あって、広角系の24~85mmと高倍率ズームの28~300mmとなります。どちらも手ブレ補正機能搭載で、超音波モーターを採用、高性能なEDレンズと非球面レンズを使っています。28~300mmは確かにレンズ数本分をカバーする約10.7倍のズーム比を誇りますが、重さ約800gもあり、常時携帯する標準ズームとして使うには無理があります。24~85mmは重さ約465gと軽量で、広角側が24mmまであるため、これ以上の広角レンズは必要ないでしょう。Vividモードで撮影した広角端24mmの画像。周囲まで歪みがなく周辺光量の低下もみられない
同じくVividモードで撮影した望遠端85mmの画像。逆光を受けて背景のボケが美しい
明るいレンズが欲しい人には小型軽量でハイコスパなニコン『AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G』がオススメである。開放絞り値F1.8で約190gと軽量だ。
単焦点レンズ50mmF1.8を絞り開放で使用。モデルの顔以外は前後共にボケている。さすが大口径レンズである
ISO12800で撮影。このサイズでは肌の描写がちょっと荒いことぐらいしか分からない。高感度を使いたい人にはオススメだ