上級モデルに迫るスペックと高画質
『D3300』の実力はワンランク上の『D5300』と同等と思っていいでしょう。センサーはローパスフィルターレスの新開発2416万画素CMOSセンサー。そして画像処理エンジンはEXPEED 4と呼ばれる最新型を採用して常用感度ISO12800を実現しているので、画質も互角だと思います。さらにファインダー倍率は『D5300』の0.82倍から0.85倍とより見やすくなりました。差が付くのはAFのエリアポイントで『D5300』が39点で、本機は11点となります。エリアポイントは多いほうが便利ですが、11点もあれば実用上問題ありません。あとの違いはWi-Fi機能やバリアングル液晶モニターなどで、『D5300』ズームキットと比較すると約3万円も安いので、非常にお買い得なモデルと言えます。キットレンズの広角端27mm相当で撮影。逆光なので内蔵ストロボを発光した
キットレンズの望遠端83mm相当で撮影。背景はそれなりにボケてくれた
明るいレンズが欲しい人にはニコン用の交換レンズSIGMA『30mmF1.4 DC HSM』がオススメ。画質に妥協しないArtラインの大口径レンズである
開放絞りF1.4でスイーツなどを近距離で撮影すると1点だけにピントが合ったアーティスティックな写真になる