4月は、新しい環境で生活を迎える人も多いはず……。新生活に向けて、夫婦でお金の基本方針を立てましょう。

4月は、新しい環境で生活を迎える人も多いはず……。新生活に向けて、夫婦でお金の基本方針を立てましょう。

4月は、お子様の進学や転勤をともなう異動など、何かと生活環境が変わる季節です。それに加えて、今年は、17年ぶりに消費税が上がるなど、消費生活環境も変わります。「夫婦で、お金のことをキチンと話そう」というフレーズは、よく耳にすると思いますが、一体どんなことを話し合っておけばよいのでしょうか? 新生活に向けて、夫婦で話し合っておきたい、お金について考えるツールを紹介します。

我が家の「お金の基本方針」をつくろう!

普段の会話から、なんとなくパートナーの考えていることはわかるという夫婦の場合でも、きちんと言葉にして確認しあう機会は少ないのではないかと思います。住宅の広告を見て、「そろそろマイホームを買いたいな……」とか、お子さまが生まれて、「そろそろ習い事をさせたいな……」とか、その時々の話題に合わせて、二人の意思確認をするのが通常でしょう。ところが、その方法を続けていると、お互いの考え方の違いを突然知ることになり、話し合いですぐに解決できれば良いのですが、考え方が大きく違う場合は、激しく意見を衝突させて、なかなか修復できなくなってしまう可能性もあります。

また、自分の考え方について、相手に伝わっていると思っていても、言葉で伝えていなければ、本当に、自分の考えが伝わっているかはわかりません。ガイド平野が、ご夫婦の方と相談をする時に、ご夫婦の将来の夢や希望を伺うと、「夫(妻)が、そんなことを考えていたんだ……」と、お互いに初めて知ることがあって、驚いている光景をよくみかけます。

そこで、お互いの考えていることを「我が家のお金の基本方針」(下図参照)として、まとめておくことをお勧めします。

※「お金の基本方針」FPオフィス Life & Financial Clinic作成

※「お金の基本方針」FPオフィス Life & Financial Clinic作成



夫婦で決めておきたいお金の方針とは?

サンプルの「お金の基本方針」では、「日常の暮らし」、「子ども」、「仕事・キャリアアップ」、「車・住まい」、「趣味・レジャー」、「保険・資産運用」、「家事・育児・介護」、「健康管理」の8つの項目について、優先したいこと、節約したいものなど、お金の基本方針をまとめています。8つの項目には、こだわらずに、夫婦で決めておきたい項目があれば、自由に追加してもよいです。以下、項目の説明です。

■日常の暮らしについて
食費や衣服など、日常の暮らしぶりについて決めておきたいことを記入します。また、節約の仕方(重点ポイント)なども決めておきます。

■子どもについて
理想の子どもの人数やどのように育てたいか。教育方針などを記入します。できれば、子どもの成長に合わせて、具体的に記入できると良いですね。子どもとは違いますが、同じ家族ということで、ペットを飼育する意向や、どのくらいお金をかけるかなども決めておくと良いでしょう。

■仕事・キャリアアップについて
いつまで働くか。仕事と家庭のバランスなどの基本的な考え方。キャリアアップや転職に対する考え方などを記入します。

■車・住まいについて
車やマイホームの所有の意向。どんな車が欲しいか。どんな家に住みたいかなど。年齢ごとに賃貸なのか持ち家なのか。老後の住まいなどのイメージを記入します。

■趣味・レジャーについて
趣味やレジャーにどのくらいお金をかけるか。2人共通の趣味やレジャーだけではなく、夫と妻、それぞれの趣味についても記入します。また、結婚記念日などの家族の行事なども決めておくと良いかもしれません。

■保険・資産運用について
保険や資産運用に関する、基本的な考え方をまとめておきます。保険を重視するのか、資産運用を積極的に行うのか?など。

■家事・育児・介護について
家事や育児・介護の負担について、自分たちが行うのか、外部のサービスを活用するのかなどを予め考えておきます。

■健康管理について
健康の維持・増進のための普段から心がけておきたいこと、運動やスポーツ、健康管理のための食事など、まとめておきます。

>>「お金の基本方針」の書き方・活用法は?