新生活のペースがつかめてからでも充分間に合う机
月の半分は整った状態
色々な理由があるのですが、子供自身はもちろんのこと、親の方もどんなペースで物が増え、何のためのどんなスペースが必要かがよくわからないからというのも理由のひとつです。「入れる物」がわからないのに「入る器」がどんなものが合っているかがわからないので適当なものを買いたくないし、いわゆるステレオタイプの学習机自体もイマイチピンとこないので、机はすぐには必要ないと判断しました。
結果、正解だったように思います。長女の机を用意したのは、1年生の夏休みが過ぎたころ。宿題でもらってくるプリント類や学校関係の書類、習い事のテキストとプリントなど、大体の物の出入りが把握でき、長女の生活の流れも決まってきたのでようやく机らしきものを準備しました。
せっかく出来たマイデスクスペースなのに散らかり放題
思わずため息。。。散らかり度マックス状態
さて、この自分のスペースですが、我が家は子供部屋をあえて作っていないので、リビングダイニングの一角に長女のスペースがあります。私がキッチンに立つとキッチンカウンターを挟んで正面に見える場所。「目が行き届く」と言えばそう、でも「目につく」ともいえるこの配置は、毎日長女の机の散らかり具合がとても気になります。
「片づけるのキライ」と言い切るほど長女は片付けが苦手です。写真にあるように、お互いに気を抜くとすごいことに……。1か月のうち半分はこんな状態になっている気がします。私が片づければ簡単なのですが、それをするとずっと長女は片付けることができないまま大きくなってしまうと思うので、あえてそれはしまぜん。私も忙しいので毎日子供の片付けをする時間も無いのが実情だったりしますが。
作業は飽きないように声をかけながらテンポ良く
引き出しの中も要る要らないの仕訳からスタート
最初は嫌々スタートしても「これは要る要らない?」「これは使うもの使わないもの?」とひとつひとつ確認しながらゴミ袋を横に置いて要らないものはどんどん捨て、物を仕分けして整理しながら片づけていくうちに、自分から「これ要らない、これ捨てる」「これはここに入れて」と手が動き始めます。時々、空欄だらけのプリントが出てきて「あ、これやってなかった」ということもあり「全くもう!」と思うのですが、片づける手伝いをしていると、忙しくて見落としていたプリントやお手紙も出てきて一石二鳥です。
そんな長女も月の半分ほどは私が言わなくても、自分から急に片づけることもあります。このやる時とやらない時の差はどこにあるのか?お片付けスイッチが入る時はどんな時か?ここ数年観察しているのですが、全くわかりせん。スイッチの入れ方がわかればこちらが片づけて欲しい時にスイッチを入れることができていいな、と思いデータを取るべくじっくり観察しましたが、規則性はないみたいなのです。そう、残念ながら「気まぐれ」なのです。
そんな話をしたところ、デンマークの児童心理学の先生も「子供はそもそも片付けられないものです。子供の思考回路はそうなっている」とむこうのテレビで言ったいた、と現地に住む知人が教えてくれました。「片付けられない子供の思考回路…」確かに子供って、好奇心旺盛で次から次へと、どんどん目に入ることに興味を示し飽きっぽいところもある。もちろん個人差はありますが。そう思うと子供にとってお片付けほど退屈に感じるものは無いのかもしれませんね。