火のある暮らしにこだわるわけ
--- 木の香り、飽きることのない赤い炎と、ペレットストーブには従来の暖房器具とは一味違った魅力があるのですね。松田さんが「火のある暮らし」にこだわる理由を教えてください。松田氏:Hibanaでは「薪炭革命(しんたんかくめい)」という理念を掲げています。エネルギーあふれる美しい森をみんなと共に育てていきましょう、という想いを込めて掲げた言葉です。
お店ではペレットストーブを実演しています*
松田氏:戦後の経済成長のなか日々の暮らしは格段に便利でスピーディーになっていきました。その一方で日本の生活を長きに渡って支え続けてきたエネルギー「薪炭」のことは忘れられつつあります。
昔の暮らしへ戻ることはできませんが、もう一度みんなの意識が身近に存在する山の方へ向いたなら、何かが変わっていきそうな予感がするのです。火のある暮らしはその第一歩だと考えています。
ペレットストーブと女性のライフスタイルの関係
ペレットストーブのある暮らしを提案しています*
松田氏:比較的若い女性にも多いですよ。例えば小さい子どものいるお母さんが未来を考えて使いたいとおっしゃったり、20代の学生さんで「いつか使いたい」という人もいました。薪はなかなか扱えないけれど、ペレットなら…という感じだと思います。
--- ペレットストーブは、女性のライフスタイルをどのように豊かなものに変えてくれるのでしょうか。
松田氏:一般的に女性は冷え性だと言われます。また身体を冷やすことも女性のタブーとして挙げられます。一方でエアコンの風が苦手という女の人は結構多いのではないでしょうか。
ペレットストーブはエアコンのような即効性のある暖房力はありませんが、長時間かけてじわじわと身体を暖めてくれます。どうしても家庭内での仕事の分担が多くなる女性にとって部屋がほのかな暖かさで包まれていることはとても幸せなことです。
木のある暮らし、火のある暮らしを楽しもう
今でこそ木質バイオマス系の燃料を使うペレットストーブ・薪ストーブは環境に優しく森林資源の活用となると理解は深まってきましたが、ほとんど知られていない10年前からすでにペレットストーブを使っていたという松田さん。印象的だったのが「女性とペレットストーブは合います。」とおっしゃっていたこと。環境によいことがわかっていても、まずは楽しくなければユーザーは納得しないはず。その魅力も短所も知り尽くしている松田さんの口から聞くからこそ、その暮らしはきっと楽しく、ゆたかなのものなのだろうな、と想像することができます。
この記事の続編では、松田さんがこれまで使ったペレットストーブ、ちょっと変わったペレットストーブを紹介していただきました。続きの記事はこちらからどうぞ。
【店舗データ】
京都ペレット町家ヒノコ
〒604-0931
京都市中京区寺町通二条下ル榎木町98-7
TEL 075-241-6038075-241-6038
FAX 075-741-8023
営業時間:10:00―19:00
定休日:水曜日
記事中の写真提供
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