欧米産のペレットストーブの後を追うように国産のペレットストーブもここ数年で機能・性能を向上させています。中にはシモタニのペレットストーブ「コンコード・オルコット」のようにグッドデザイン賞を受賞した、デザイン性に優れたペレットストーブもあります。

グッドデザイン賞を受賞したシモタニのペレットストーブ「コンコード・オルコット」設置例*

グッドデザイン賞を受賞したシモタニのペレットストーブ「コンコード・オルコット」設置例*


グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞のロゴマーク

グッドデザイン賞のロゴマーク

グッドデザイン賞は、暮らしや産業、社会全体を豊かにする「よいデザイン」に与えられるデザインの推奨制度で、1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設され、半世紀以上の歴史があります。

2011年、岐阜県に本社のあるペレットストーブメーカーのシモタニが製作する「コンコード・オルコット」がこのグッドデザイン賞を受賞しました。受賞理由は「着火や火力調整などの操作性がよいこと」「日本の住宅サイズに合うよう小型化したこと」「ユニークで美しいフォルムとディテール」となっています。ガイドも実際に確かめてみようと、このストーブを置いているペレットストーブ販売店へ出向き、実物を見てきました。

直線的でスタイリッシュなデザイン

ガラス面も大きく鑑賞に向きます。

ガラス面も大きく炎の鑑賞に向きます。

ストーブ本体は鋼板製でブラック一色、全体のカタチは凸凹が少なくシンプル、天板に並ぶ木製のダイアルがアクセントになっています。直線部分も曲線部分もともに美しく、スタイリッシュな印象です。

ストーブ製作元のシモタニはもともと板金加工業を営んでいた会社で、自社の板金技術を使ってストーブを開発したとのこと。その技術があってこそグッドデザイン賞を受賞できる美しいフォルムができたのではないか、と感じました。

また、ペレットストーブにおいて炎の見え方は重要なポイントですが、炎が見えるガラス面も比較的大きく取ってあり、炎を鑑賞して楽しみたい人にも向くと思います。

日本での暮らしに合うコンパクトサイズ

他の機種に比べて一回り小さなコンパクトサイズで、本体の幅は横47センチ、奥行き50.7センチ、高さは77.2センチとなっています。特に高さ方向(77.2センチ)に関しては、外国製のペレットストーブと比較するとかなり抑えてあり、大人の腰より低く、腰窓の窓枠の下にすっぽり収まる高さです。

従って、部屋に置いても圧迫感をそれほど感じません。このくらいの高さであれば天板部分にある燃料タンクにペレットを補給するときの作業がラクにできそうです。

ダイヤル操作でわかりやすい

天板の後方に木製ダイヤルが並んでいます。

天板の後方に木製ダイヤルが並んでいます。

少し前までは「ダイアル」を指でつまんで回して調節する「ダイアル操作」の家電が多かったと思いますが、今の暮らしの中では指ひとつで済む「ボタン」方式がほとんどになってしまいました。

ところが時代の流れに逆らうように、「コンコード・オルコット」の天板部分後方にはダイアルが4つ並んでいます。「ストーブの起動/停止」「火力調整」「風量調整」「タイマー設定」を行うためのダイアルです。実はこのダイアルが、操作がとてもしやすいのです。

なぜかというと、ダイアル式は今より「少し多く」、「少し少なく」という感覚的な微調整がしやすいからです。ダイアルの位置を見ただけでどの程度に設定しているか一目瞭然、直感的な操作ができます。

次のページではその他の便利な機能を見てみましょう。