「高級で手が出ないもの」から「身近なもの」へ

「薪ストーブは高価なもの」そういうイメージも変わりつつあります。

「薪ストーブは高価なもの」そういうイメージも変わりつつあります。

「薪(まき)ストーブというとどんなイメージがありますか。「高級で手が出ないもの」「暖房器具というよりもインテリアのひとつでは」などと思われていたかもしれません。しかしそれは一昔前のイメージです。

数年前から一部の自治体で薪ストーブやペレットストーブに補助金を出す制度が始まっており、それをきっかけに薪ストーブやペレットストーブを冬の暖房の実践力として導入する家が増えてきています。

国や自治体の後押しで広がる

その後2013年から林野庁が「木材利用ポイント」制度を開始しています。木材利用ポイント制度は地域材の適切な利用を促すもので、その一環として薪ストーブ・ペレットストーブを購入した人に地域の農林水産品等と交換できる「木材利用ポイント」を発行しています。

このように、化石燃料に頼らず日本に豊富な木材(薪)を燃料とする薪ストーブは、環境にやさしくエコな暖房器具として、国や自治体から導入の後押しを受けながら一般の住宅でも設置が進む「身近な暖房器具」になりつつあります。

薪ストーブのあるモデルハウスで体験

先ほど「高級で手が出ないもの」「暖房というよりインテリアのひとつでしょ」という薪ストーブの従来のイメージに触れました。では、実際のところどうなのか、例えば一般的な住宅で薪ストーブを設置したらどんな感じになるのか、薪ストーブ一台で家をまるまる暖房できるものなのかなど、いくつかの疑問を確認するため、薪ストーブを設置しているモデルハウスを訪れました。

和風モダンな戸建て住宅と薪ストーブ

モデルハウス外観。

モデルハウス外観。

今回訪れたのは株式会社後藤組が展開している「faceの家」。市街地に建つことを想定した、規模も造りも一般的な木造戸建て住宅のモデルハウスです。

特長は、県産材の杉や地元産の高畠石など自然素材をふんだんに使っていること。施主の希望に沿った間取りを提案する注文住宅の家で、2004年に「faceの家」として商品化した時から薪ストーブのある家を建てているそうです。

薪ストーブを生かす間取り

新築住宅で薪ストーブを導入するときのメリットは、なんといっても薪ストーブの魅力を最大限に引き出すことができること。こちらのモデルハウスでも、薪ストーブを家の中心に据え、その薪ストーブの暖かさが家のすみずみまで届くように、家の随所にくふうがなされています。

リビングに設けられた薪ストーブ。家全体が暖まるようにストーブはなるべく家の中央に設ける。

リビングに設けられた薪ストーブ。家全体が暖まるようにストーブはなるべく家の中央に設ける。


家中を暖めるための家のくふうは次のページで説明します。