アウトドア/アウトドアを楽しむための準備

アウトドアを楽しむための準備(トレッキング編)

山歩きやトレッキングを始める際に、最低限必要なものとは? 目的に合わせてウェアやグッズを揃えれば、アウトドアをより快適に楽しむことができます。行き先や季節にあわせて選ぶのがポイントです。

渡部 郁子

執筆者:渡部 郁子

アウトドアガイド

最初に揃えるべきものは?

八ヶ岳にて

服装はとりあえず動きやすいもので大丈夫

初めての山歩き、どんなコースを選ぶのかによって必要なものが異なります。たとえば、1~2時間程度で歩くことができる手軽なハイキングコースであれば、手持ちの靴、動きやすい服でとりあえず行ってみても大丈夫。でも、4~5時間以上の本格的な登山を考えているなら、やはりしっかりとした装備をおすすめします。

トレッキングに最低限必要な装備といえば、登山靴、レインウェア、バックパックの3つ。他にもアンダーウェアや機能性タイツなど、揃えたいグッズはたくさんありますが、まずは上記の3つがあれば、ある程度快適なトレッキングを体験することが可能です。

私の場合、初めての本格登山は富士山でした。富士登山用に用意した靴やレインウェア、バックパックは、その後も2000~3000メートル級の日帰り登山に出かける度に、大いに活躍してくれます。もしこれから本格的なトレッキングを始めてみたいと考えているなら、まずはこの3つを揃えてみましょう。

 


トレッキングシューズ

軽登山用

コロンビアのタルスリッジミッドを愛用。軽登山用で軽くて快適。

山用の靴は、足の疲れを軽減し、岩場やぬかるみでも滑りにくいので、普通のシューズよりも快適な山歩きを楽しめます。アウトドアショップの靴売り場に行くと登山靴がたくさん並んでいますが、大きく分けると次の3つのタイプ。

一つは、ハイキングなど高低差があまりない低山の登山に適しているハイキングシューズ。足首までサポートするホールドタイプなら足首をケガから守ってくれます。もうひとつは標高2000メートルぐらいまでの山を想定したトレッキングシューズ。グリップ力の高い靴底と衝撃吸収力の高いクッション性能が備わっていて、日帰りから山小屋1泊程度の登山を想定しています。テントや食料を背負っていくような本気の登山には本格マウンテンシューズを選びましょう。作りが全体的にがっしりしていて、保温力も高く、標高2000メートル以上の山や冬の雪道にも欠かせません。足全体をしっかりとサポートし、ワンタッチ式のアイゼンを装着できるタイプがオススメです。

アウトドアショップでは足のサイズを測ってオススメの靴を紹介してくれますので、スタッフに登山の目的と登る予定の山を伝えて相談すれば、より的確なアドバイスをもらえますよ。

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