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佐村河内氏はなぜイジられる?

「また佐村河内問題!?」とお嘆きの方、今回は少し違った角度から取り上げたいと思います。さすがにワイドショーは一段落しましたが、バラエティではトークの種として、いまだに重宝されてるようです。なぜ、そこまでイジりたいのか? 当ガイドなりの徹底考察です。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

ここまで長引く問題になるとは!?

「この前取り上げたばかりなのに、また佐村河内問題かよ!?」とお嘆きの方もいらっしゃるかもしれません。確かに、あの原稿でおおよそのことは書いたつもりだったのですが、その後もワイドショー等で連日話題にして、ようやく一段落着いた感があります。

にもかかわらず、バラエティのトークや、各種イベントのコメントでも、なんやかんやで佐村河内問題をほのめかしてます。それが翌日のワイドショーで取り上げられて、ネットニュースにもなるくらいだから、わざわざ言及する価値があるんでしょう。

肝心の主役は一度記者会見して以来、表に出てくることもなく、新たな展開も見られないっていうのに……。そんな報道を横目で見ているうちに、「なぜこれほど、マスコミは佐村河内氏に執着するんだろう?」と素朴な疑問が沸いて来ました。

いったい何が問題になっているのか?

そもそも佐村河内氏が世間を騒がせている問題は、「ゴーストライターを使ってたこと」と「本当は耳が聞こえてたこと」の大きく分けられます。ただ、前回も書いたようにゴーストの方は、業界的には日常的に行われている作業であるにもかかわらず、もう一つの方との合わせ技でリポートされてるな気がしてなりません。

その証拠に、便乗ネタ的な感じでニュースになった、ホリエモンのゴーストライター疑惑は、あっという間に尻すぼみになってしまいました。どこの出版社でもやってることだけに、あまり騒ぎたくないというのが本音なんだと思います。
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