日本一遅い「北の春」を楽しむ

本州では桜が散り、新緑が芽吹く4月中旬頃、北海道ではようやく遅い春がやってきます。雪融けとともに春を待ちかねた草花が一斉に咲き出し、桜の開花と同時に北海道の人々も生き生きと活動しはじめます。今回は北海道で「日本一遅い桜」を楽しむことができるおすすめのスポットを紹介しましょう。
undefinedundefined

北海道の桜はゴールデンウィークが見頃


<INDEX>
松前公園の桜(松前町)
五稜郭公園の桜(函館市)
五稜郭公園の桜(函館市)
北海道神宮の桜(札幌市)
農試公園の桜(札幌市)


松前公園の桜(松前町)

2018年開花予想:4月25日頃

日本最北の城下町、松前町。ここにある松前公園は、1万本の桜が咲き誇る北海道では有数の桜の名所です。一番の見所は公園内にある北海道ただ一つの城、松前城の桜。白いお城とピンク色の桜とのコントラストは、まさに絵に描いた日本の姿そのもの。
undefined

松前城の桜


ゴールデンウィークの4月29日から5月中頃の桜の季節には「松前さくらまつり」というイベントが開催され、江戸時代の武者に扮装したパレードや桜の講習会、また夜には桜のライトアップなど様々なアトラクションが楽しめます。

また、140品種にもおよぶいろいろな桜をひとつの場所に植えている「桜見本園」や桜に関する書籍、絵画、写真、桜の皮を使った工芸品等が展示されている「桜資料館」(桜まつりの期間のみ開館)など桜の資料も充実。こちらでは桜に関する様々な知識を得ることもできるので、公園内をじっくり見て歩けばきっと「桜博士」になることができるでしょう。
undefinedundefined

水面に映る松前城

<DATA>
松前公園
 
住所:北海道松前郡松前町松城
アクセス:JR木古内駅から函館バス松前行きで90分、「松城バス停」下車徒歩7分
問合せ先:松前町ツーリズム推進協議会 0139-42-2726
ホームページ
函館バス:0138-54-4471

第71回松前さくらまつり
2018年4月28日(土)から5月13日(日)開催予定

■ついでの立ちよりスポット「松前藩屋敷」
松前藩の町並みを再現した時代村「松前藩屋敷」。ここに再現された江戸時代の町並みは、旅籠や呉服屋など全部で14棟あります。武士や町娘の衣装も貸し出してくれます(有料)ので、時代劇の主人公になりきって記念撮影をしたら、きっと旅の良い思い出になることでしょう。
undefined

松前藩屋敷で江戸時代にタイムスリップ


<DATA>
松前藩屋敷
場所:松前公園内
入園料:大人360円、小人240円
ホームページ


五稜郭公園の桜(函館市)

2018年開花予想 4月26日頃

五稜郭は、江戸の幕末にフランスの城をモデルにして作られた、世界でも珍しい星形の城郭です。ここの星形の堀に沿って約1600本の桜が植えられており、桜が満開となるゴールデンウィーク頃には花見を楽しむ函館市民や多くの観光客で賑わいます。

ここの見所の一つは、お堀の水面に映る桜の美しさ。天気が良い日は、空と堀のブルーとそこに浮かぶ桜のピンクのコントラストに目を奪われます。
undefined

堀の水面に映える五稜郭公園の桜


こちらに来たら、ぜひ公園内にある五稜郭タワーにも登ってみたいものです。タワーの展望台から見下ろす「星形の桜」は、バックに見える函館の町と相まってきっとその光景に圧倒されてしまうことでしょう。
undefinedundefined

五稜郭タワーから見下ろす「星形の桜」


地上から見上げる桜と展望台から見下ろす桜を、上と下の両方から贅沢に桜を楽しめるというのも、ここ五稜郭ならではの魅力。またシーズン終盤に入ると散った桜がお堀の水面をピンクに彩る絵画的な風景も楽しめます。

なお、4月末から5月中旬の桜の時期は、夜になると五稜郭公園に提灯が並び、桜もライトアップされるので、昼間とはまたひと味違う「夜桜の風情」を楽しむ事ができますよ。

<DATA>
五稜郭公園

住所:函館市五稜郭町44
アクセス:市電「五稜郭公園前」下車徒歩約15分、
函館バス「五稜郭公園入口」下車徒歩約7分
問合せ先:函館市観光コンベンション部 0138-21-3383
ホームページ

五稜郭タワー
住所:函館市五稜郭町43-9
展望料金:大人900円、中高生680円、小学生450円
TEL:0138-51-4785
ホームページ

関連記事
函館冬の観光・パワースポットと見所【2018年】 

■ついでの立ちよりスポット「函館八幡宮」
1445年(文安2年)創建の函館山の麓にある由緒ある神社が、ここ函館八幡宮。こちらの本殿から境内は背後と左右が山で囲まれており、風水上「四神相応(ししんそうおう)の地」と呼ばれる強力なパワースポットを形成しています。

季節になると境内の桜もあでやかな姿を見せてくれますが、その中で裏参道にある奇跡の桜・台風で幹の三分の二が失われたにもかかわらず、数日後季節外れの花を咲かせたという「延命の桜」は必見ですよ。
undefinedundefined

函館山の麓にある函館八幡宮


<DATA>
函館八幡宮
場所:函館市谷地頭町2-5
アクセス:市電「谷地頭」下車徒歩約10分
TEL:0138-22-3636


北海道神宮の桜(札幌市)

2018年開花予想 4月30日頃

札幌市民にとって「祈りの場所」であると同時に、道内最強パワースポットの一つでもある北海道神宮も、春のゴールデンウィークに入って桜が参道を彩る頃になるとその雰囲気は一変します。境内には屋台が並び、桜の下には至る所でお弁当やジンギスカン(期間限定)でお花見を楽しむ市民達の姿が。

それもそのはず。ここ北海道神宮は札幌でも有数の「お花見の名所」なのですから。
undefined

札幌のお花見の名所、北海道神宮


4月のゴールデンウィークに入る頃、参道に植えられた約1300本の桜は一斉に開花し、正面の第2鳥居から本殿に至る道は見事な桜のトンネルで覆われます。
undefinedundefined

参道には見事な桜のトンネルも


また、境内の桜と同時に梅林に植樹された200本の梅もこの時に開花。園内では紅梅、白梅と桜の豪華な共演が訪れる参拝客の目を楽しませてくれます。
undefinedundefined

梅と桜の豪華な共演


桜の楽しみ方は様々。近くのコンビニでお弁当や飲物を買いこみ、地元の人に混じってお花見をするのも良し。またちょっと早起きして人気が少ない早朝に出向き、聖域の清純な「気」を吸収しながら桜の色と花の香りをじっくり味わってみるのもおすすめです。
undefined

御神門横の島判官像を彩るしだれ桜


<DATA>
北海道神宮

住所:札幌市中央区宮ヶ丘474
アクセス:地下鉄「円山公園駅」より徒歩10分
問合せ先:北海道神宮 社務所  011-611-0261
ホームページ

関連記事
風水から見た札幌のパワー 

■ついでの立ちよりスポット「開拓神社」
「ついでの立ちより」というより、ぜひとも参拝しておきたいもうひとつのパワースポット、開拓神社。北海道神宮境内の本殿から円山公園に向かう参道の途中にあり、ここには札幌の町作りをした島判官をはじめ37人の開拓功労者がご祭神としてお祀りされています。

実はこの開拓神社、パワースポット・北海道神宮の中で最も強力なエネルギーが流れている場所で、言わば「龍の通り道」。ゴールデンウィークを過ぎる頃、開拓神社本殿脇の大きな八重桜も見事に咲き誇ります。お花見を楽しみながら風水パワーをゲットするには、もってこいのスポットです。
undefinedundefined

パワースポット・開拓神社の桜


<DATA>
開拓神社

場所:北海道神宮の境内

関連記事
[保存版] 風水師が選んだ北海道のパワースポット15選


農試公園の桜(札幌市)

2018年開花予想 4月30日頃

札幌市民の憩いの場であり人気のお花見スポット、農試公園。ここは北海道農業試験場の跡地につくられた運動公園ですが、敷地面積12.4ヘクタールという広大な園内にはエゾヤマザクラやソメイヨシノなどおよそ250本の桜が植樹されており、休日には家族連れを中心に地元のお花見客で賑わいます。
undefinedundefined

地元のお花見客で賑わう農試公園


園内には野球場やテニスコート、ゲートボール場などの運動施設の他、自由に工作ができる「トンカチ広場」や遊具施設、遊びながら交通ルールが学べる「交通コーナー」など子供向けの設備も揃っています。ここでは無料で自転車の貸し出しも行っており、サイクリングでお花見楽しむちびっ子の姿も。
undefinedundefined

サイクリングでお花見を楽しむちびっ子


また公園の一角にはD51、通称「デコイチ」と呼ばれる蒸気機関車も展示されており、その勇壮な黒い姿とたおやかなピンク色の桜のコントラストがお花見に訪れる人々の目を楽しませてくれます。
undefinedundefined

園内に展示されている蒸気機関車


旅の合間に札幌市民に混じってアットホームなお花見を楽しむ…、ここ農試公園はそんな体験をするにはうってつけのスポットと言えるでしょう。

<DATA>
農試公園
住所:札幌市西区八軒5条西6丁目95-21 
アクセス:地下鉄東西線「琴似駅」、「宮の沢駅」から『琴40番 琴似八軒線 八軒5条1丁目経由』バス乗車 、「八軒6条西5丁目」停留所下車徒歩1分
問合せ先:農試公園管理事務所 011-615-3680
ホームページ 

■ついでの立ち寄りスポット「琴似神社」
農試公園行きのバスターミナル、地下鉄琴似駅の西にある琴似神社は市内屈指のパワースポットです。札幌西区役所前の賑やかな街角の一画にありながら、境内に一歩足を踏み入れると外界の喧噪から切り離された静寂なエネルギーに包まれます。

本殿は天照大御神、豊受大神(とようけのおおかみ)、大国主(おおくにぬし)など名だたる神々をお祀りしていますが、ここでもう一つ参拝しておきたいのが、学業を司る菅原道真公を祀る「御門山(みかどやま)琴似天満宮」。特にこれから受験や就職、あるいは新たな資格試験にチャレンジするという方は、こちらで学業成就の大きなご利益をいただくことができるでしょう。
undefinedundefinedundefined

札幌のパワースポット・琴似神社


<DATA>

琴似神社
住所:札幌市西区琴似1条7丁目1-30
アクセス:地下鉄「琴似駅」より徒歩5分
問合せ先:011-621-5544

関連記事

札幌でご利益!願いが叶うパワースポット神社8選 


静内二十間道路の桜並木(新ひだか町)

2018年開花予想 4月27日頃

新ひだか町は北海道の南東部、札幌と襟裳岬を結ぶ中間地点に位置する小さな町。「ここの人口25000人が、桜の咲く時期だけ10倍近くにふくれあがる」と言ったら、皆さんは信じられますか?

幅36m、直線で約7kmというとんでもなく長い道の両脇に咲き誇る桜は、その数なんと3000本! 通称「静内二十間道路の桜並木」を見るため、桜の開花時期に北海道内だけでなく全国から20万人にも及ぶ観光客達が押し寄せてくるからなのです。

ここの見所は、どこまでも果てしなく続く「桜のトンネル」。風が吹けば周囲の風景ははらはらと散る桜の花びらで一面ピンクに覆われ、まるで淡い色彩の絵画の世界に迷い込んだような錯覚に囚われてしまいます。
undefinedundefined

圧巻!静内二十間道路の桜並木


「日本の道百選」や「さくら名所100選」、また「北海道遺産」などにも選ばれており、ここは北海道で一番、いや、地元の方々が自慢するように「日本一の桜並木」と言っても過言ではありません。札幌から距離もあり、アクセスも不便な静内の桜並木。でも時間をかけて行くに価する素晴らしい桜を満喫できることは請け合いです。
undefinedundefined

北海道遺産にも選ばれた名物の桜


なお、2018年も桜の開花にあわせて「しずない桜まつり」が開催されます。期間中は飲食の屋台や地元特産品コーナーが建ち並ぶ他、数々の貴重な資料を展示している「龍雲閣」の一般開放なども行われる予定ですので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
undefinedundefined

イベント期間は桜の下に屋台が建ち並ぶ


<DATA>
静内二十間道路の桜並木

住所:北海道日高郡新ひだか町静内田原
アクセス:札幌から静内駅まで道南バス「高速ペガサス号」で約2時間30分、ここから桜まつりイベント会場まで臨時バス(イベント期間のみ運行)で30分
問合せ先:観光情報センター ぽっぽ  0146-42-1000
ホームページ:桜並木どっとこむ

■ついでの立ちよりスポット「静内神社」
寛政年間に創祀されたと伝えられる蛭子神社を母体に作られた由緒ある神社。日高山脈から静内川を経由して下りてくるエネルギーが流入しており、境内は爽やかな「気」に満ちあふれています。

本殿脇には立派なエゾヤマザクラも植林されており、ここでは二十間道路の桜並木とはまたひと味違う厳かな雰囲気のなかで桜を味わうことができるでしょう。
undefined

静内神社。境内には爽やかな「気」が……


<DATA>

静内神社
場所:日高郡新ひだか町静内御幸町5丁目7−18 
アクセス:静内駅から徒歩10分
問合せ先:0146-42-1459
ホームページ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。