木の化石がごろごろ! アリゾナ州の化石の森国立公園
化石の森国立公園は、アメリカ、アリゾナ州にある大きな木の化石がごろごろと転がっている国立公園です。この場所は、大昔、森が広がっていました。そこに火山噴火によってできた火山灰が積もり、灰と木の成分が長い時間をかけて結合し、化石になったのです。長い間、地下に埋もれていましたが、このエリアの土が雨や風で流され、化石が姿を現しました。アクセス
フリーウェイI-40沿いにあり、車があればアクセスはとても良いです。最寄りの国際空港はアリゾナ州フェニックスで、ここから約4時間。近くの大きな町はアリゾナ州のフラッグスタッフでここから約1時間半。セドナからは、約2時間。グランドキャニオンからは、約3時間。これらの町からは、十分日帰りができます。フラッグスタッフからは日帰りのツアーも催行されています。観光ルート
化石の森国立公園は、I-40を挟んで南北に長く、入り口は北と南に2カ所あります。石の化石が多く見ることができるのは、南の入り口の近くのなので、時間がない人は南の入口の近くだけを観光すると良いでしょう。南の入り口付近のビューポイント
クリスタル・フォレスト、ロング・ログ、アゲート・ハウス、ジャイアント・ログと呼ばれるビューポイントが、木の化石を見ることができる一番有名なポイント。ここには、それぞれトレイルが敷かれており、ゴロゴロと転がる木の化石を見ながら歩くことができます。このポイントから北に行くと、道路わきにも木の化石がいっぱいあります。遠くから見ていると、ただの石にしか見えませんが、近づくと年輪もはっきり見え、「元は木だった」ということを認識します。そして、さらに注意深く観察するとキラキラ輝いている部分を発見することができます。これは、木がクオーツやアメジストなどの宝石に変化したからだそうです。
青い地層が見えるブルーメサ
地層が特徴的なビューポイント。赤い大地の多い化石の森国立公園の中で、ここだけ全体的に灰色やブルーで、少しだけ赤が混ざっているのです。他と比べると、まるでここだけ病気にかかっているかのよう。プエルコ遺跡とニュースペーパーロック
公園内にあるプエルコ遺跡は、1300年代のネイティブ・アメリカンの遺跡で、多い時には100室以上の部屋に200人以上が暮らしていたと言われています。現在見ることができるのは、日干し煉瓦で積み上げられた建物の一部と壁画です。また、近くのニュースペーパーロックと呼ばれるポイントにはプエルコ遺跡やプエルコ遺跡周辺にあったものよりも、より多くの壁画が残されています。ですが、壁の近くまで行くことはできないので、双眼鏡やカメラの望遠レンズがあると良いです。
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■Petrified Forest National Park(化石の森国立公園)
料金:車1台10ドル
時間:24時間オープン