痴女になれとは言いませんが、もっと能動的になって!
ハウツービデオ『BTL』は「自主練」にも「ぶつかり稽古」にも。シルクラボの作品はすべてにゴムをつけるシーンが入っているのだそう
牧野:「ぶつかり稽古」かな(笑)。会話でも、重ねていかないとお互いの意見ってわからないものですよね。一回で相性が悪いとあきらめるのは早いと思います。「してあげる」「させてあげる」っていう女の人が多いですが、もっと、能動的になって。痴女になれという意味ではありません。自分がされて嬉しかったことを相手にもする。ギブ&テイクです。セックスは、両成敗。俯瞰してみたら、どっちかが良くて、どっちが悪いってことは無いはずです。相手のせいにしないで、自分にも改善点が無いかどうか考えてみて欲しいです。
藤嶋:充実したセックスをするためのポイントはありますか?
牧野:実は、男性向けAVは二人の距離が遠いんですよ。女の子の身体を撮りやすくするために男優さんが身体を反らせているんですね。でも、プライベートでするなら「密着」を大切に。女の人も相手の身体を触ってみて欲しいです。「気持ちいい」を表現をする方法は、いくらでもあります。リアクションを喘ぎ声だけで済ませるのではなく、強く抱きしめるなど全身を使って表現してあげて欲しいです。恥ずかしいけど、目を見つめるのも盛り上がるんですよ。「気持ちいい」って目で訴えると、相手も興奮を返してくれます。興奮ってお互いに盛り上げていくものなので。まさに、今、お話ししたような内容のビデオを作っているんです。カップルで笑いながら見られるようにコミカルに撮ったので、ぜひ、観ていただきたいです。少子化対策になればいいな、なんて思っています(笑)。
*牧野江里さん*
2006年に新卒で某AVメーカーに就職。ADとして作品制作に携わった後、宣伝部へ異動。広報の仕事を経て、2009年に女性向けアダルトDVDレーベル「SILK LABO」を立ち上げる。現在はプロデューサーとして、制作、イベント等に携わるほか、「KINO」名義で自ら監督も務める。
*SILK LABO*
http://www.silklabo.com/
※PCやスマートフォンにダウンロードして観ることもできます。
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