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セックスを楽しめない。そんな女性のお悩み相談を受けてきた筆者から、今回は、よくある男性の勘違いをメインにお話しします。女性にだって、性欲はあります(ほとんど無い人もいます)。ただ、「いいセックス」だと感じられなければ、「またしたいな」とは思えないものです。

 

勘違い(1) 前戯は「女性が濡れる」ことが目的

ベッドで触れ合う外国人カップル

ベッドのなかでは、思いやりと本性が剥き出しに。「ただ知らないだけ」ということもあるけれど

これは正解であり間違いです。体質的に濡れやすい女性は前戯をしなくてもいいということになってしまいます。濡れ始めても「気持ち」がまだ盛り上がっていないケースも多々あるのです。

女性は、「気持ち」が盛り上がるのに時間がかかります。

男性の気持ちがエレベーターのように上昇するとしたら、女性の気持ちはエスカレーター。もしくは、階段や坂道を歩くようにゆっくり。気持ちよくなり始めたころに終わったり、盛り上がったまま彼だけ終わったり。心が置いてきぼりのセックスは虚しさを感じます。

年齢や経験、性的欲求にもよりますが、お酒が入っていたり、排卵日の前後だったりということでもない限り、多くの女性は、いきなり性欲に火がつくことはありません。恥じらいもあって、どこか冷めているものです。

そんな女性にとって、前戯は、セミナーの「アイスブレイク」のようなもの。オープンマインドになり、「理性を吹き飛ばすためのもの」なのです。ルールはありませんが、理想は30分程度。男性側の魅力次第では、数分でもその気になれることもありますし、シチュエーションによっては、あまり必要ない場合もあるでしょうけれど。

いきなり局部(股間や乳首など)に触れるのはNG。頭、髪の毛、首、肩、背中、腰、腿などから、やさしく触れて。髪の毛、首、肩などは、ほとんどの女性が、好きな人から「触れられてうれしい」と感じる場所。「もっと触れてほしい」という女性の心のスイッチを入れることができます。女性も「大切に扱われている」と感じられます。

どこをどんなふうに触ってもらうと気持ちいいのかは、人によって違いますし、相性の良くない前戯を長時間されても、お互いに苦痛。男性は女性の反応を見て、女性は反応で答えて。女性側も、彼の手を触れてほしいところに持っていくなどの工夫もできるはずですよね。もちろん、言葉でも伝え合える関係が一番だと思いますが。

 

勘違い(2)目的は「男性が射精すること」

シーツから見える二人の足先

女性にとっては、テクニックだけじゃなく、そこに至るまでの経緯、普段の会話、すべてが関係してきます

セックスの「ゴール」が男性の射精であることは確かでしょう。でも「目的」は、「どちらも気持ちよくなること」……なのではないでしょうか? 

では、いつ女性を満足させてあげられるのか。それを考えてみてほしいのです。女性にとっては、挿入までに、どれほど心身が気持ちよくなれているかによって、挿入後の気持ちよさに大きく影響します。前戯が短いと、これが半減します。「気持ちいい」と思ってもらいたければ、まずは前戯が重要です。

相談内容を見ていると「イク」という経験そのものが女性に乏しいのも確か。でも、経験がある女性であれば、女性を一度は満たしてあげることを、第一の目標として。どんな風に満たされるのがいいのかは、それぞれ違います。どうなりたいのか伝え合える関係性を築くことから始められるといいですね。

 

勘違い(3)「させてもらう」「させてあげる」もの

ベッドの上のカップル

年齢や経験人数よりも、女性が本当に感じているのか、察知する体感覚、こうすれば気持ちいいだろうという想像力を持ち、それを表現する方法を思いつける男性が一番気持ちいいかも

女性が感じるセックスの良さは、未開発の間は「肌が触れ合うのが心地いい」「求められることがうれしい」というぼんやりとしたもの。男性向けの漫画やビデオのように、いきなり「気持ちいい!」なんてことにはなりません。

女性は「どうすれば気持ちよくなるのか」を知らないまま大人になることができます。

人口が溢れる都会で暮らしているなら尚更のこと、自分の心身がどうすれば気持ちよくなるのか、知らない人はたくさんいます。それが「させてあげる」という一方通行の感覚につながっているのでしょう。

でも、同じ相手と何度も肌を重ね、互いに工夫をしていくにつれ、女性側も自分の「気持ちいいポイント」を知る経験が増え、徐々に、セックスを「気持ちいいもの」「大切なコミュニケーション」と解釈するようになります。

お互いに、相手の感覚を開発していくこと、気持ちを丁寧に聞いていくことを厭わなければ、愛する人とのボディコミュニケーションを不快と感じることはないはずです。

そして、以前の記事「いいセックス」をするにはどうすればいいの?」で取材させていただいた『SILK LABO』の社長兼プロデューサーであり、監督も兼任されている牧野江里さんがおっしゃるように、女性も「自主練」をする必要がありそうです。

最後に、女性側の勘違いについて。男性への「下手」「テクニックがない」というダメ出し。ちょっと、かわいそうではありませんか?

歌やダンスを披露することすら恥ずかしい日本文化で過ごしてきた私たち。セックスは、プライベートな感性を出す場所で、好きな女性を相手に「一人舞台」を作り上げるようなもの。自分が男性だったら……と思うと、筆者などは緊張で吐きそうです。だからこそ、男性は性欲が一気に上昇するシステムになっているのだろうと解釈しています。

女性は、一度のセックスで簡単にジャッジせず、どうしてほしいのかを伝え合い、互いが気持ちよくなれるよう工夫してみませんか? 本当にお互いに気持ちいいと思えるのなら、エネルギーが循環して、「癒し」にさえなるはずです。

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