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フランス発のおしゃれな科学絵本『はじめての発見』

透明シートのしかけで楽しく学べる上に、そのかわいらしさからインテリア雑誌でもよく使われるフランス生まれの科学絵本「はじめての発見」シリーズ。春にぴったりの『樹の本』を例にご紹介します。

高橋 真生

執筆者:高橋 真生

子育て・教育ガイド

ママもうれしい、インテリア雑誌にも常連の科学絵本『はじめての発見』

図鑑や科学絵本が好きなのは、虫や乗り物マニアの男の子、もしくは勉強をさせたいお母さん、と思っていませんか? でも、男女問わず子どもにも親にも人気の科学絵本があるのです。それが、フランス生まれの『はじめての発見』シリーズ。フランスでのシリーズ刊行後、世界31ヶ国で翻訳されたベストセラーです。

20cmに満たないほぼ正方形という手に取りやすいサイズ、絵本にしては珍しいリング式、リアルなのにシックな色味のイラストと、物としての雰囲気も抜群。そのせいか、フランス語版や英語版は、よくインテリアの雑誌などでも見かけます。

ちょっと開けば自立するハードカバーなので、普通の本棚でも表紙を見せて置けるのも魅力の一つ。やはり子どもは表紙の見ているものに手が伸びますよね。全部で50冊のシリーズなので、お子さんの興味に合わせて、季節によって、表紙を見せて置くものを代えてみてはいかがでしょうか。

小さな絵本に多くの工夫! 透明シートをめくる楽しさ

この「はじめての発見」シリーズの最大の特徴は、絵本に施されたしかけ。随所に透明シートが挟みこまれていて、それをめくるとガラリと絵が変わり、別の世界が広がるようになっているのです。
樹のページ写真1

はじめての発見『樹の本』の1ページ。樹に鳥がとまっていますが、透明のシートをめくると……

樹のページ写真2

生い茂る葉・樹皮・根っこに、動物や虫など様々な生き物たちを見つけることができます

美しいイラストはリアルに細部まで描き込まれており、そのジャンルに初めて出会う小さなお子さんも、小学校の中・高学年でも、充分楽しめます。

また、ついしかけやイラストに目を奪われがちですが、きちんと文章を読んでみると、各ページの説明が丁寧になされているのが分かります。時には「分かりますか?」「見つけてみましょう」などの質問が投げかけられることも。

樹の比較ページ写真

大きさ、形、色で、樹を見わけられるかな?
 

ぼんやりとイラストを見ていた子どもたちも、そこでハッとしてもう一度本の世界に入り直すことができます。

しかも全50巻の内容は、『恐竜の本』『でんしゃの本』といったオーソドックスなものから、『風の本』『インターネットの本』『さわる・五感の本』など意外性のあるものまで、多岐に渡り、興味のあるものに巡り合いやすくなっています。

今まで見たことのなかったこと、もっと知りたくなってしまった好きなことを、気軽に楽しみながら学ぶことのできる『はじめての発見』シリーズ。ちょっとしたプレゼントなどにもぜひどうぞ。


岳陽舎HP:はじめての発見シリーズ全50冊の一覧がご覧になれます。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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