反応率が高いチラシの構成要素
チラシの構成要素には、とことん知恵を絞りましょう
次のような要素が掲載されたチラシを作ると、反応率が高くなるのでオススメです。
1.ターゲットへの呼びかけ
「○○でお困りの方へ」「○○のお子様をお持ちの保護者様へ」など、「あなた向けのチラシですよ!」と呼びかけると、ターゲットの注目を集めやすくなります。
不思議なもので、こうした呼びかけを行うと、直接的なターゲットではない人からの注目も集められます。これは「あ、友人の○○君が喜びそうなチラシだ」といった気づきを与えられるからです。
2.キャッチコピー
ターゲットに対して商品やサービスの最大のウリを伝える、重要な部分です。メインビジュアルと絡めて、印象に残りやすい表現を心がけましょう。
ガイドである私自身の経験から言えば、「○○サービスが、あなたの『困った』を解決します!」など、ストレートな訴求を行ったもののほうが反応が良い気がします。
3.選ばれる理由
特長や他社優位性などを通して、商品やサービスを購入することでなぜベネフィットを得られるのかについての根拠を示すことも重要です。キャッチコピーを受けて、要点をわかりやすくまとめましょう。
4.商品・サービス詳細
どんな商品やサービスなのかを細かく説明する部分。できる限り写真や図などを使い、見てわかるようにまとめることが重要です。必要に応じて詳細な商品スペックも掲載しましょう。
5.具体的な裏付け(エビデンス)
「○○でNo.1」「○件の実績」といった数字、「○○賞を受賞」「○○さんも推薦」といった権威づけ、過去の顧客による「喜びの声」、成功事例など、第三者の立場から商品やサービスのベネフィットを証明することで、チラシに記載されていることへの信頼度がアップします。
6.オファー
「まずはお試しセットを!」「○名様限定、○○サービスで効果をお試しください!」など、チラシ読者に次のアクションを呼びかけることも重要です。
いきなり高額な商品やサービスの購入を迫るのではなく、できることなら「無料サンプルプレゼント」など、抵抗感が少なく、魅力を感じさせられるような呼びかけを行いましょう。
7.リスクヘッジ
「効果がなかったら全額返金します」「無料サポートつき」など、商品やサービスを購入する際のリスクを軽減する保証を付けることで、チラシ読者の購入に向けた不安を減らすことが可能です。
また「ここまで保証してくれるということは、よほど商品に自信があるんだろうな」と、期待感を高めることにも繋がります。
8.クーポン
「今なら○○キャンペーン実施中! 購入の際、このチラシをお見せいただいたら10%オフ!」など、チラシそのものをクーポンとして活用することで、読者の手元にチラシが長く残りやすくなります。
この際に重要なのは、必ずキャンペーンの期間を限定すること。「いつでも使えるクーポン」は、「今、購入しないと損だ」と思わせる力が無いため、販促の役にはあまり経たないからです。
9.連絡先
読者がオファーなどに応えようと思った際、どこに連絡してよいのかがわかりにくいのでは話になりません。
「『○○』で検索」といったWebサイトへの誘導はもちろん、社名、所在地、電話番号、URLなどを見やすい文字サイズで掲載しましょう。来店型のビジネスを行っている場合は、地図の掲載も必須です。
今回ご紹介したチラシの構成要素のなかには、商品やサービスによって合わないものもあります。そんな場合は、どうしても合わない要素を切り捨て、他の要素を充実させるようにしてください。
>チラシのポイント(1)フェーズと目的
>チラシのポイント(2)配布方法と制作・印刷体制