ブラジルワールドカップ観戦者のためのヒント
ブラジルW杯オフィシャルマスコット「フレコ」
ブラジルは広くて遠い!
上空から眺めるリオデジャネイロのマラカナンスタジアム(決勝戦会場)
また、ブラジルは国土が広いため、国内移動にも時間がかかります。例えば、サンパウロから日本初戦が開催されるレシフェまでは飛行機で約3時間。もしもバス移動を考えているのであれば、約43時間かかると言われています。さらにレシフェの空港からアレーナ・ペルナンブコ・スタジアムまでは、約20km。メトロ、送迎バス、タクシーなど、こちらの移動も考えておく必要があります。
通常でも、天候やアクシデントで飛行機やバスが遅れることは、日常茶飯事……。ワールドカップ期間中は、多くの観光客が訪れるため、飛行機の遅延、交通渋滞も十分に考えられます。時差や移動時間が長いことから、体力的にも消耗します。到着直後は特に注意力が散漫になりがちなので、十分気をつけて下さい。
できるだけ余裕をもったスケジュールを組み、また、移動手段や滞在場所を確保した上で出かけたいものです。例えば、北東ブラジル(レシフェ&ナタール)のみならば、成田>マイアミ>レシフェといったサンパウロに寄らないフライトを選ぶのも1つの手ですよ。レシフェ・ナタール間は長距離バスで約4時間~4時間半ほどです。
こちらの記事で、アクセスについては詳しくご案内しています>>>ブラジルへのアクセス
■ブラジル国内線・所要時間
- サンパウロ → クイアバ間 約2時間(ブラジリア経由の場合、約3時間半)
- サンパウロ → ナタール間 約3時間15分
- サンパウロ → レシフェ間 約3時間20分
- レシフェ → ナタール間 約1時間
- ナタール → クイアバ間 約6時間(直行便なし。ブラジリア経由の場合)
直前になって慌てないために
W杯開催決定を祝う巨大ユニフォーム
観戦チケット、航空券、それにパスポート(失効まで半年以上)以外に必要なものは、ブラジルの入国ビザです。旅程が決定したら、早めに在日ブラジル領事館(東京、名古屋、浜松)に申請しましょう。通常手数料はかかりますが、旅行会社に代理で申請してもらうことも可能です(日本人が観光目的で取得する場合には申請料3000円)。
なお、ワールドカップの試合のチケットを持っている人が、W杯観戦用ビザの申請する場合、申請料が無料になるそうです。W杯終了後の入国はできないものの、通常ビザのような発行日から90日以内に入国が必要という決まりもないそうです。こちらも併せてチェックしましょう。
■予防接種
また、厚生労働省では、中南米地域の風土病「黄熱」の予防接種をお勧めしています。特に日本戦が行われる市の中では、クイアバが対象地域になっています。接種する場合は、早めの予約が賢明です。
[参考]
■通貨
それから、もう1つ大事なのがお金。ブラジルの通貨はレアルです。現地で円からの両替は基本できませんので、予め両替して行きましょう。現地でクレジットカードでのキャッシングが出来るように、予め海外キャッシングへの規制がないか、カード会社に確認しておきましょう。
■気候
6月のレシフェの気温は、最高29度、最低22度程度。雨の多い時期です。ナタールは、最高30度、最低23度。レシフェと似ていますが、雨量は比べると少ないです。クイアバは最高31度、最低17度。乾期のため、雨量は少ないです。
現地の両替事情などはこちらをチェック>>>ブラジルの通貨・両替