マクロな視点で恋愛すれば、余計な不安から解放される
マクロな視点でとらえれば、愛されている自信がわいてくる。
たとえば、いつもノリの良い交際相手がいたとします。その人に話しかけたら、いつもと違い、そっけなくされてしまったらどう思いますか? ミクロな視点でそっけない態度だけを見ると、機嫌が悪いのか、忙しいのか、嫌われたのかなんだか分かりませんね。
しかし、マクロな視点でとらえると、最近仕事が忙しくて寝不足続きだと言っていたことや顔色が悪いといった「そっけない」こと以外の情報に気付きます。すると、体調が悪いからそっけなくなってしまったのだと考えられます。
このように一部分だけで判断しようとすると、判断材料が少ないがために主観が入りやすく、嫌われてしまったのかもしれないとか、もしかして他に好きな人ができたのかもしれないとか、根拠のない不安に襲われてしまうことになりかねません。しかし、恋人の行動をある一点だけでとらえるのではなく、連続する事象として冷静にとらえれば真実が見えやすく、余計な不安から解放されます。
連続する事象、つまり常日頃から大切にされていれば、一度や二度そっけない返事があっても特別気になったりしないもの。何か考えごとでもしていたのかなと思い、いちいち変に勘ぐったりしなくても平気ですよね。逆に、数週間にわたり不審な点があれば、その中で一時的にすごく幸せなことがあったとしても、やはり何か隠していたりするもの。見たいことだけを見るのではなく、きちんと冷静に全体を通して見ることが大切です。そうすれば、不必要な不安は消え、向き合わなければならないことは浮き彫りになるものです。
マクロな視点が恋愛にもたらすメリット
マクロな視点で恋愛すると、相手のほんの些細な言動にいちいち不安を感じることが減り、精神的に安定した状態でいることができます。また、現状を冷静に把握できるので、自分の愛情をしっかりと相手に伝えられているのか、自分がきちんと大切にされているのか、地に足がついた状態で感じることができます。さらに、相手のちょっとした欠点が気になったとしても、理想とほんの少し違うことがあったとしても寛容でいられるようになります。相手と共に過ごすことの全体を通して愛を感じるなら幸せだと思えるからです。
恋人ができない、できてもすぐに別れてしまう、結婚したいが理想の人が見当たらないという人は、もしかしたらマクロな視点が足らないのかもしれません。全てにおいて完璧な人は存在しません。自分だってそうでしょう。それと同様に、二人で過ごす一瞬一瞬が全て完璧な状態で付き合える相手はいないでしょう。それでも、大きな視野でとらえて愛情や幸せを感じる相手なら、その人と一緒にいてもいいのではないでしょうか。