1.リードの引っ張り癖を直す

そっちはやだ!

引っ張り癖があっても意外に気にしない飼い主さんが多い。小型犬であっても好き勝手に歩かせていると、足元にからみついて踏んでしまうという事故も起こりうる。


ここからはいくつか困った癖の直し方を紹介してみたいと思います。犬の性格や状況、原因などは様々ですので、1つの方法がすべての犬に通用するとは限りません。トレーニングにもいろいろな考え方や方法がありますので、ここに挙げるものはあくまでも1つの例であるということを心おきください。

まずは、リードの引っ張り癖について。リードを思い切り引っ張った状態で散歩をするのは犬にとっても首に負担がかかりますし、サイズが大きくなるほど飼い主も体力や気を使って疲れてしまいます。

犬がリードを引っ張った時には、そのままその場で止まってしまいましょう。力が強い犬の場合は、引き倒されないように態勢を低くするといいと思います。この時、何も言葉をかけなくても大丈夫です。その後、Uターンして逆方向に歩いてもいいでしょう。

引っ張る→止まるを繰り返しているうちに、犬は「どうしたの?」と飼い主を振り返るかもしれません。犬の注意が自分に向いたところでちゃんとツイテ歩くように促し、上手にできたら十分に褒めてあげてください。

犬が行きたがる方向にただつられてついて行くだけではなかなか直りません。上記のような方法を試してみてはいかがでしょうか。

なお、犬がいつでもぴったり横にツイテ歩く必要はありません。子どもや車が近くを通り過ぎる時など、必要な時に「ツイテ」ができればいいのです。多少前後して歩こうと、要はリードが緩んだ状態で歩けるということが大切なのだとガイドは考えます。


2.飛びつきを直す

飛びつく癖

運動器に懸念がある犬では、ぴょんぴょん飛びつく癖がついていると、後々症状が出る、症状がひどくなるなどの可能性もあり、少々心配な面も…:(c)PRESS AND ARTS/a.collectionRF/amanaimages


興奮して人にピョンピョン飛びつく犬がいます。サイズが大きければ子どもやお年寄りに飛びついて怪我をさせてしまうこともありますので、直したい癖の1つです。

かく言うガイドも、一度、ラブラドールに飛びつかれ、大きなアザがいくつかできたことがあります。その飼い主さんは愛犬をコントロールできないようで、「すいませ~ん、危ないです! どいてください!」と叫びながら犬にずるずると引っ張られていました。

中には、ケガを負った相手が損害賠償を請求するところまでいってしまったケースもありますのでお気をつけください。

さて、犬の飛びつきを直すには、犬が飛びついてきたならそれに反応せず、だまって無視を決め込みます。この時、視線も犬からはずし、腕も組んでしまうといいでしょう(手を甘噛みしてきたりすることがあるので)。そのまま黙って立っています。または、しゃがんで丸くなるのもいいかもしれません。

犬は飛びついて何か反応があると、それが嬉しいのです、楽しいのです。飛びつかれて反応をする度に、それは犬にとってある意味ご褒美になっており、その癖を強化していることになりますので、反応がない=ご褒美がないということになれば、飛びつくという行為自体が面白くなくなり、少しずつ飛びつく行為が消えていくでしょう。

それでもダメな場合は、飛びつかれたら前足をしばらく握ってしまうという方法や、飛びつくような素振りが見えたらすかさずリードを地面近くまで引き下げ、フセの姿勢をとらせるという方法もあります。