動物病院で歯石除去をする際の主な手順

処置前の歯の様子
 
処置を始める前の口の中の様子。歯石がびっしりと歯を覆っている。まずは、口の中を洗浄。

抜歯鉗子で歯石を除去
 
歯垢・歯石を除去(スケーリング)していくわけだが、これは抜歯鉗子を使い、おおまかに歯石を除去しているところ。

超音波スケラーで歯石を除去
 
冷却水を注入しながら、超音波スケラーで歯垢・歯石を除去する。

ハンドスケラーで歯石を除去
 
次に、ハンドスケラーで細かい歯垢・歯石を注意深く除去。

キュレットで歯石を除去し、ルートプレーニング
 
キュレットと呼ばれる器具を使い、歯周ポケット内の歯垢・歯石を除去した後に、再付着を防ぐため、歯肉に隠れている歯の表面を滑らかにしていく(=ルートプレーニング)。

ポリッシングブラシによる研磨
 
歯垢・歯石が除去できた後は、再付着を防ぐため、研磨用のペーストをつけたポリッシングブラシで歯の表面を研磨し、滑らかにする。

ラバーカップによる研磨
 
その後は、仕上げ用のペーストをつけたラバーカップで、同様に歯の表面を研磨。

洗浄
 
最後に、口の中を洗浄する。

処置終了後の歯
 
処置も終わり、すっきりと綺麗な歯になった。しかし、折角処置をしてもらっても、その後のケアを怠るとなんの意味もない。続けて、歯磨き・デンタルケアを忘れないように!

歯磨きが一番!

こうした処置をするにもやはり麻酔が必要になってきます。他に病気があったり、高齢であったりすると、麻酔をかけるのも難しくなることがありますので、歯の処置をしたくともできないということになってしまいます。

できるなら、こうした処置をせずに過ごせたら一番ですよね。加えて、前のページでも説明したように、歯周病はいろいろな病気とも関連してきます。歯周病にならないのが一番です。では、歯周病にならないようにするにはどうしたらいいのか? それは、こまめなデンタルケアを欠かさないこと、歯磨きを習慣づけることです。

次回、『デンタルケア』の第3回目の記事では、歯磨きの仕方やそのポイントについて、さらに藤田先生に教えて頂きます。


画像資料提供/フジタ動物病院院長藤田桂一先生

【関連記事】
デンタルケア:「犬の歯について学ぶ」編(第1回目)
デンタルケア:「歯周病予防と、歯磨き」編(第3回目最終回)

【プロフィール】
藤田桂一先生/フジタ動物病院院長、獣医学博士
1985年日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)大学院獣医学研究科修士課程修了。1988年、フジタ動物病院を開院。2000年、「猫歯肉口内炎に関する獣医歯科学的研究」において獣医学博士号を取得。日本小動物歯科研究会の理事でもある。

【関連サイト】
フジタ動物病院(患者さんの立場に立った医療を信条とし、特に歯科医療分野に力を入れている)


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。