雲南のネット事情
雲南省は、ネット接続すらままならない山岳部や農村部もありますが、たいていの場所でネットに接続できます。昆明や麗江、大理、香格里拉(シャングリラ)といった大都市や有名観光地ならば、日本以上に自由にWi-Fiが使用できる環境にあります。公共の場所
2012年にオープンした昆明長水空港ではWi-Fiが無料で使える。
ホテルも、ランクの高いところならWi-Fiが使えます。そのまま接続できるケース、パスワードをスタッフに聞いて接続するケース、ネット上で登録して接続するケースがあります。ネット上で登録して接続するケースの場合、宿泊客でないとダメなことがあります。
カフェ、レストラン
麗江の古城内にある有名なカフェ「prague cafe」も当然Wi-Fiフリー。
カフェのほかにも、サービスの良さそうなバーやレストランなどでもWi-Fiが無料で使える場合が多いです。
昆明以外でも、有名な観光地ならたいていカフェやバーがあり、その多くの場所で無料Wi-Fiが使用できます。
電源の使用
雲南のお店は、客が店の電源を使用することに対して非常に寛容です。カフェでパソコンや携帯の充電をすることは、ほとんど基本的な権利となっています。普通のレストランですら、店員にひと声かけるだけでコンセントを使わせてもらえる場合がほとんどです。パソコンやスマートフォンのACアダプターは国際標準となっているのでしょうか、日本の機器であっても変圧器は必要ありません。プラグもそのまま使用できます。
面倒な点
以上のようにWi-Fi環境は日本以上といえるのですが、難点もあります。まず、通信速度がやや遅いことです。動画を見たり、大きなファイルを送受信したりするときなどは、ちょっとイライラさせられます。もう1つの難点は、中国政府の規制によって閲覧できないサイトがあることです。フェイスブックやツイッター、ユーチューブがその代表格です。
さらに言うと、スターバックスなど1部のお店では中国の携帯がないとWi-Fiが使えません。というのは、登録時のパスワードをゲットするために携帯電話からのメール受信が必要となるからです。