雪見のため本郷三丁目から向島へ
一週間前に降った雪がまだ都内各所に残っているなか、落語「ねぎまの殿様」の舞台を歩く散歩に出かけた。 スタート地点は本郷三丁目だ。 どこの殿様かは落語の中ではふれられていないけれど、本郷三丁目だということで、加賀の前田家のお殿様であることがわかる。いまは東京大学のキャンパスになっている。雪が積もった様子を見て、向島まで雪見に行きたいと言いだす殿様。家来の三太夫を連れて出かける。20代の殿様は馬に乗り、50代の三太夫はその後ろから走っていく。本郷三丁目から春日通を行くと、つくばおろしが吹き、「寒いの寒くないの」と古今亭今輔。今行けば、左に消防署や警察署がある。
ちなみに本郷というのは、かつて湯島本郷と呼ばれていた。湯島のなかでは人が多くいた場所だったそうで、湯島が取れて本郷だけになった。
先に進むと右に湯島天神の鳥居が見えてくると、坂が下りはじめる。
ちょうど梅まつりをやっていたので、境内へ入ってみる。受験の祈願で絵馬を奉納する人などでごった返していた。