ハンガリー
ガイド:ハンガリーの人口はもうちょっとで1000万人。まだ訪れたことがないのですが、行きたい国の一つ。ハンガリー人(マジャール人)はもともとはウラル山脈からやってきたモンゴロイドの血を引き継いでいるという話(否定する説もあり)もあって、興味があります。でも、現在のハンガリー人は基本コーカソイドの血が強いので、モンゴロイド系には全く見えませんけどね。
松見:
ハンガリーだと個人的には女性デュオのBlack Nail Cabaret辺りも良いですね。男性デュオや女性デュオが多い印象ですが、男女デュオはどうでしょうか。
NOX
ガイド:ハンガリーは意外と好きなアーティストがいて、ニューウェイヴなおねえちゃん、Varga Zsuzsa、VargaのフィーチャリングとかもしているChip Chip Chokas、かなり酷い名前のエレクトロ系Tits & Clitsなんかお勧め。そんな中、ハンガリー民謡をルーツにした男女ポップペアが、NOX。既に解散していますが、7枚のアルバムをリリースしているハンガリーでは人気のあるユニット。Szilvia Péter Szabóと現サッカー選手(!)のTamás Nagyの二人からなりますが、「Forogj, világ! (Spin, world!)」で見事2005年のユーロヴィジョンに出場しています。
Forogj, világ! (YouTube)
Ragyogás (iTunes)
The Moon and the Nightspirit
松見:非エレクトロ系ではありますが、個人的にオススメなのがThe Moon and the Nightspirit。Ágnes TóthとMihály Szabóによる2003年結成のゴシックフォークデュオです。 神秘的でプリミティブな世界観の楽曲。ストレートなロングヘアーの持ち主のÁgnes嬢は絵画作品に描かれそうな佇まい。素晴らしい歌唱も相俟って、どこかシャーマンのようなオーラさえ放っています。
Alkonyvarázs (YouTube)
Eg Fele [Live] (YouTube)
Mohalepte (amazon.co.jp)
ガイド:
いや、僕もNOXから始めているので、人のことは言えません(笑)。でも、以前、「テクノポップは都会の民族音楽だ」と名言を東京エスムジカ、Sweet Vacationの早川大地さんがインタヴューで言ってました。NOX、そしてこのThe Moon and the Nightspiritといいハンガリー民謡というのは今も受け継がれている音楽なんですね。一度、本場で体験したいものです。
Beatman & Ludmilla
松見:Beatman & Ludmillaは2000年代よりLudmilla名義でヨーロッパを中心に精力的に活動している女性DJのFruzsina Luca Tomanと、BeatmanことGábor Dienesによるプロジェクトです。彼女が活動を始めた2000年代初頭に流行したブレイクビーツを下敷きにした骨太なエレクトロサウンドが特徴です。
Beatman & Ludmilla (SoundCloud)
Leeroy Jenkins / Moldova (amazon.co.jp)
ガイド:
Tits & Clitsなんかもそうですが、旧東ブロックであるにも関わらず、ハンガリーは意外にもエレクトロ的にも健闘していますね。では、次は、チェコに行きましょう。