2014年米ドル、円安ドル高の声
米ドル建ての普通預金金利は0.01~0.05%、定期預金金利は0.01~1.00%程度。冬のボーナス時期に合わせて開催されていたキャンペーンが終わり、米ドルだけでなくユーロや豪ドルも金利の上乗せや為替手数料の割引は少なくなっています。一時105円台をつけるなど為替レートの動きが気になるところですが、出回るお金の量を増やして金利を低く保つ金融緩和を、継続する姿勢を見せる日本と徐々に終わらせようと動くアメリカの関係から、2014年は1ドル110円程度まで円安ドル高が進むと見る声が多いようです。
<主な金融機関の米ドル預金金利と為替手数料例>
低金利が続くユーロ
ユーロ建ての普通預金金利は0.01%程度、定期預金でも0.01~0.30%程度。2013年11月に追加の利下げを行ったためユーロ建て預金の金利も低下し、低水準が今後も続く見通しです。年末に1ユーロ145円台をつけたかと思えば年初には136円台をつけるなど、レートの変動が大きくなっています。ユーロ圏の景気が回復しつつあることを示すニュースで円安ユーロ高方向へ動いたかと思えば、さらなる利下げの観測で円高ユーロ安方向へ戻るというように方向が定まりにくい状態です。
<主な金融機関のユーロ預金金利と為替手数料例>
預金金利の差が大きい豪ドル建て預金
普通預金は0.25%~1.40%、定期預金は0.57%~3.05%程度。住信SBIネット銀行ではキャンペーンにより定期預金(1カ月/1年)が3.0%、じぶん銀行では3.05%(1カ月)となっています。大手銀行では相対的に為替手数料が高めに設定されていますが、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行ではインターネットバンキングを利用すると窓口を利用する場合に比べて為替手数料が半額になるなど、利用者の利便性を向上させる動きが広がっています。
<主な金融機関の豪ドル預金金利と為替手数料例>