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消費税増税前、災害対策の買いだめは計画的に!(2ページ目)

首都圏では、2月8日、2月14日と記録的な大雪となりました。災害への備えや消費税増税前に……と、食材や日用品のストック買い(買いだめ)を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、主に食材のストック買いについて考えてみました。

平野 直子

執筆者:平野 直子

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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消費税増税前のストック買い(買いだめ)は、アリ?

そういえば、スーパーで調味料セールしてたけど、ウチ在庫ある?

そういえば、スーパーで調味料セールしてたけど、ウチ在庫ある?

2月に入ったあたりから、消費税増税前の駆け込み消費やストック買いに関するチラシもよく見かけるようになりました。調味料やお米、日用品など、「使うことが決まっているから、今のうちに買って少しでも節約しよう」と思う気持ちも分かりますが、これまで使ってきたペースを振り返り、無駄にならないよう計画的に買いましょう。
消費税増税、他のみんなはどう対応する

以前、コラム「わが家の災害への備え、どうしている?」の中で、日常の食材等を災害用に使うことについて触れたことがありましたが、これを専門用語で「ローリングストック法」というのだそうです。食品メーカーなども、「ローリングストック法」を商品に取り入れていて、賞味期限が長めの食品が開発されたり、非常時にも役立つお菓子セットがあるとのことです。長期保存ができるお菓子も、非常食にもってこいですね。

一方、お菓子などを多めに買ってストックしておくと、「あればあるだけ食べてしまう家族がいる」という方もいらっしゃいます。確かにそれだと非常時の備えにはならなくなってしまうし、家族の健康や家計にとってもマイナスですよね。ストック分をしっかり確保するためには、ビニール袋などに小分けにして、「非常用 賞味期限○年△月」など、メモを貼っておくのも効果的です。次に買い足した場合は、残りの賞味期限が短い物から「食べていいお菓子」としてメモを貼り替えます。このメモがあるとないとでは、心理的に違う、という声もありましたので、よろしければ試してみてください。

また、夫婦で家事や買い物を協力し合っている場合、買ったものの保管場所や分量を共有していないと、重複して買ってしまうこともあるようです。消費税増税前の駆け込み消費は、増税前に集中しますが、非常用の備えは、年間を通じて必要な物になります。皆さんにとって本当に必要な物を冷静に準備できるよう、ご夫婦でも話し合ってみてください。

【関連リンク】
わが家の災害への備え、どうしている?
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