まずは2者択1-認可校?無認可校?
各都道府県に専門学校協会があります
では、第一に留意しなければいけないポイントは何かというと、認可校か、無認可校かという点です。専門的な教育をする機関が、必ずしも、認可された専門学校とは限りません。では、誰からの認可かということですが、専門学校は、所在する都道府県の知事になります。行政からの認可なので、当然、規定があります。
学校を構成する役員、学生数に合った教員の確保がなされているか、学校の敷地面積、授業時間数等、様々な点をクリアされないと認可されません。入学の際は、国の奨学金の対象ともなります。定期は、通学定期が適用されます。卒業して、企業に入った場合、短大卒と同じ待遇になります。
それらが、無認可校の場合は、通勤定期で、しかも国の奨学金を受けられない場合がほとんどです。運営しているのは、株式会社が多いため、その会社が倒産すると、ある日突然『学校がなくなる!?』こともあります。
ただし、無認可だからといって、負の面ばかり!ではなく、行政からの制約を受けずに自由な教育内容、カリキュラムを組むことができるので、より業界や社会のニーズに合った学校運営も可能です。一概に、無認可だから×ということではありません。
認可校、無認可校の次は、8分野の分類はおさえておこう!
さて、IT関係の認可された専門学校ということに絞って話しを進めます。実は、専門学校といえども、ナンの分野で認可されたかが、IT関係の学校を選択する場合には、ポイントになってきます。では、具体的に、どんな分野があるかというと下記の8つに分類されています。
1.工業分野(マルチメディア、コンピュータ、建築、電気、自動車等)
2.農業分野
3.医療分野
4.衛生分野(栄養・調理、美容等)
5.教育・社会福祉分野
6.商業実務分野(簿記・経理、観光等)
7.服飾分野
8.文化・教養分野(デザイン、芸術、放送・演劇、音楽、公務員等)
IT系の専門学校となると【1工業分野】だけに該当するものと思われがちですが、実は、【8文化・教養分野】にも属している学校・学科があります。なぜかというと、ITというジャンル自体が、既存の学校関連の法律の枠を越えて、横断的に様々な職種に関わってきているからなのです。
具体的な職種でみていきしょう。
東京にある工業分野で認可されている学科がある専門学校です
東京にある文化・教養分野で認可されている学科がある専門学校です
といった具合に大まかに2種類の専門職種群に分けることができます。しかし、日進月歩で、さまざまな職種が創出されているのもこの分野の特徴です。
IT系の職に就くには、意外な選択肢もある。
上記に挙げたエンジニア系・クリエーター系とは別に、穴場的な選択肢もあります。東京だけでなく全国にある資格取得に強い専門学校です
IT分野には、情報処理に関係した唯一の国家試験“経済産業省 情報処理技術者試験”というものがあり、4つのレベルに分かれています。しかもアジア圏における統一試験ですので、外国人の受験者が多いのも特徴です。
当然、難易度も高いので、その対策と傾向は必須となります。公務員試験や弁護士・司法書士・公認会計士・税理士等のビジネス実務の資格の取得に強いビジネス系専門学校から合格者が出ています。但し、その試験に受かったからといって、エンジニア系やクリエーター系の専門職のような現場の即戦力といったイメージは薄れます。
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