もうひとつのハッケシャー・ホーフ?! 「ハウス・シュヴァルツェンベルク」

独特の雰囲気が漂うハウス・シュヴァルツェンベルクの中庭。巨大なブリキのオブジェはコインを入れると動く仕掛け

入口からグラフィティでいっぱい
中庭にはグラフィティやアートがあふれ、ボロボロの建物にはオルタナティブなギャラリーや映画館、ナチス支配下の様子を伝える博物館などが入居。アーティストたちの居場所であり発表の場となっているこの場所は、ベルリンのサブカルチャーの発信地。と同時に、人類の負の歴史と向き合う場所でもあります。ある意味、お隣のハッケシャー・ホーフよりもベルリンらしい場所かもしれません。
歴史と向き合い、アートを感じる「裏庭」

アンネ・フランク・センターもひっそりと存在。小さな入口の前には彼女を描いたグラフィティが

壁のグラフィティの一部

カフェもいい味だしてます
さらに、この中庭の一角には「アンネ・フランク・センター(Annne Frank Zentrum)」があり、アンネの日記の現物が展示されるなど、小規模ながらとても深い内容となっています。アンネ自身はベルリンに住んだ事はありませんが、かつてこの辺り一帯がユダヤ人街だったことからここへ置かれることになりました。
この他にもベルリンでは、かつての過ちに向き合い、忘れないための「警告」が、いたるところで見られます。
※ドイツでは昔から視覚障害者がブラシを作るという伝統があり、オットー・ヴァイト自身もその一人でした。
こちらの記事も参考にどうぞ>>>ベルリンの人気観光スポット ハッケシャー・ホーフ
<DATA>
■Haus Schwarzenberg
住所:Rosenthalerstraße39 10178 Berlin
アクセス:Hackesher Markt 駅または Weinmeister駅から徒歩2分
営業時間や連絡先は下記の各施設HPをご参照ください。