運用は目的と手段の選び方が大事
投資未経験の方に話を聞くと、「運用と聞くと何かちょっと怖いイメージ」「証券会社は何となく敷居が高そうで縁がなさそう」、「元本が保証されていないので、投資と聞くとなんだかギャンブルのようのようなイメージを思い浮かべてしまう」と様々なマイナス意見が出てきます。これは知らないことに対する言葉だと感じます。やはり知らないことを知らないまますることほどリスクは高まります。だからこそ、投資のルールを知り、自分スタイル資産運用を見つけだすことで、恐怖心や投資に対する誤解をなくしていく必要があります。
まずはじめに言いたいことは、「運用は着地点(目的地)への手段である」ということです。
例えば、東京を出発して、大阪へ向かうとします。どのような方法で目的地まで行く方法が考えられるでしょうか。
例えば…
運用も目的地に到着するための手段だ
- 歩く
- 自転車
- 自動車
- ローカル電車
- 新幹線
- 飛行機
などが考えられます。目的地まで歩きや自転車で行くのは可能ですが、膨大な時間がかかります。それに比べて新幹線や飛行機は時間を短縮することができますが、交通手段に相応のお金がかかるほか、万一の不測の事故やトラブルが発生した場合、目的地への到着が遅れたり、大きなケガに巻き込まれたりするというリスクをはらんでいます。
上記では、番号が前の方がリスクは少なく、後の方になればなるほど大きいといえます。
資産運用の金融商品でこのリスクを例えるとすると…
ゴールにあわせて商品選びをしよう
- タンス預金
- 預貯金
- 国債
- 債券
- 投資信託
- 株式投資
といような感じです。金融商品もリスクが付きものですが、その商品性だけではなくリスク内容を把握することがまずはとても大切です。次に、どのように運用商品を選べばよいかを考えてみたいと思います。
目的をはっきりさせよう
まずは皆さんが投資を行う上で大切なことは、お金の運用の目的をはっきりとさせることです。実はこれが資産運用に必要な第一歩なのです。そのうえで、どの投資商品で運用するのが自分にとって有効な方法なのかを理解することです。お金を(1)いつ・いつ頃(時期)、(2)何に(目的)、(3)どの程度(必要額)必要なのか、つまり運用の目的をはっきりさせることで、金融商品が選択しやすくなります。