証券会社・ネット証券会社/証券会社、ネット証券の選び方

目的に応じた資産運用で証券会社をうまく使いこなそう(2ページ目)

目的をはっきりさせ、金融商品を理解することで、どの商品を選べばよいのか、不測の事態が発生したときでも慌てない運用力をつけることができるようになるはずです。そのためには、情報を得る力も大切です。自分にとって情報収集しやすい証券会社を選び、自分スタイルの運用をはじめてみましょう!

市川 雄一郎

執筆者:市川 雄一郎

証券会社・ネット証券会社ガイド

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証券会社の強みはそれぞれ違う

目的が決まったら次は金融商品を選びですが、そのうえで証券会社選びも重要です。なぜならば証券会社は各社それぞれ金融商品の取り扱いに強みがあるのです。例えば、投資信託の品ぞろえのよい証券会社、社債の取り扱いの多い証券会社、外国株の取り扱いがたくさんある証券会社、手数料が安い証券会社など各社が特徴を持っているケースが多いのです。加えて情報量の多い証券会社がお勧めです。

みなさんが旅行する際、行き当たりばったりという旅も悪くはないと思いますが、前もって色々なことを調べて頭に入っていれば、時間を無駄にせず、またどのくらいお金が必要かもわかります。情報が多いということは、何をするうえでも有利であり、資産運用でもこれは同じことが言えます。

情報収集は投資の命

joho

情報収集しやすい証券会社選びをしよう

特に投資期間が3年未満の投資家によく見られる傾向といえますが、例えば株式運用をしていて、今日は市場が大荒れでどうしたらよい?売ったほうがいいのか!?それとも買ったほうがいいの!?慌ててしまってパニックになる…よく聞く話です。

まず注目するべきはなぜ市場が荒れているのか?という原因に注目するべきです。その情報を確認できる力はつけておきたいところ。

例えば、株式市場であれば米国などの他国の株式市場で何らかの要因で下落した時は、日本株も影響を受けることが多々あります。輸出大国の日本の場合、為替も株式市場と密接な関係です。円高ドル安になれば、日本株は下がる傾向にあります。なぜならば、海外取引をする場合はドルベースにより決算していることが多いので、円高になれば円ベースでの利益が減ってしまい業績に影響が出るためです。

このように、一見株式と関係のないこともとても重要であることが理解できると思います。自身の投資スタイルにあった情報を的確につかむ訓練を普段から踏んでおくことで、慌てた運用をしないで済むようになります。

情報の量やレベル・配信方法は証券会社によってまちまちですが、自分が最も情報を取りやすい証券会社を選ぶことも投資には大切だといえます。運用する時にはそのお金(投資資金)に目的をしっかりと持ち、自分にとって情報を収集しやすい証券会社を選ぶことで、より安心した運用が可能になります。まずはお金と向き合って、自分スタイルの資産運用をスタートさせてみてください。
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