介護福祉士/介護福祉士試験について

介護福祉士試験に向けて9 認知症の理解(2ページ目)

介護福祉士試験の出題範囲から「ここはおさえておきたい」というポイントをご紹介します。通勤途中などの空き時間などにご活用ください。

小山 朝子

執筆者:小山 朝子

介護福祉士ガイド

さらに、認知症だと間違いやすい症状として、うつ病せん妄があります。

うつ病は、なにもしたくないといったような意欲の低下、頭痛や不眠などに陥ります。仮性認知症とは、その多くがうつ病から生じるものです。

せん妄は、身体疾患(急性の脳障害など)が原因となって引き起こされる意識障害のことで、発症時期が特定できます(認知症は明確には分からない)。また、せん妄は急に様子が変わったり、失禁してしまうなど1日のうちでも変動しやすい日内変動があるのが特徴です。うつ病もせん妄も快復すると元に戻ります。

女性に多いのは、アルツハイマー型or血管性認知症?

認知症の大部分を占めるのが、アルツハイマー型血管性認知症です。

アルツハイマー型は原因不明の脳萎縮によって起きます。女性に多く、発症年齢は70歳以降で、感情の平坦化が見られます。病状は比較的ゆるやかに進行していきます。病識は早期に失われます。悪化すると直前にあった出来事も忘れてしまうなどの症状があります。しびれなどの神経症状は少ないのが特徴です。

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血管性認知症には情動失禁などが見られることもあります

一方、脳血管性の認知症は、脳梗塞や脳出血等の脳卒中によって脳組織が障害されて起きます。男性に多く、発症年齢は50歳以降で、情動失禁(わずかな刺激で泣いたり笑ったり怒ったりする)が見られます。病状は脳卒中発作のたびに段階的に進行します。病識は晩期まで保たれます。片麻痺、言語障害などの神経症状があります。記憶は壊されていても、判断力、理解力などはある程度保たれているまだら認知症の症状があります。

次のページでは近年注目されている認知症のタイプを紹介します。
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