認知症のそれぞれのタイプの特徴は押さえておきたい
現在4大認知症と言われているのが、上記のアルツハイマー型、血管性認知症に加えて、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症です。 レビー小体型認知症の症状には、幻視(実際にはないものが、あたかもあるように見える)や、小きざみに歩行したり、バランスがとりにくいといったパーキンソン症状が見られるため、転倒に気をつける必要があります。日内変動(1日の中で時間とともに変化する)が激しいことがも特徴です。前頭側頭型認知症(ピック病)は、脳の前頭葉から側頭葉が萎縮する病態です。初老期に発症し、奇妙な行動や、自己中心的、無反省、非協力的などの人格変化が起こります。
これまで紹介した認知症のタイプ別の特徴については、過去に出題されていますので、もう一度チェックしておくとよいでしょう。
認知症の評価を行う方法にもいくつかあり、長谷川式認知症スケール(HDS-R)は年齢や計算などの9項目からなる設問に回答します。ライスバーグらが考案したFASTは、アルツハイマー型認知症の病期を日常生活動作(ADL)の障害の程度によって分類したものです。
予習問題:在宅酸素療法の注意点とその対象者をあげてください。
正解は次回の記事でお伝えします!