写真作品を飾るときの注意点
ギャラリーでの展示風景 (c)GOCHO Shigeo
先に述べた通り、写真は紙で出来ています。そのため、湿度がある場所に置くことは避けましょう。
「日本の湿度がだめ、ということではありません。写真は変化を嫌います。同じような環境(温度や湿度)に置いてください。急激に暑い/寒い/乾燥した/湿気があるようなところに持って行くことは避けましょう」。
直射日光も、写真が焼けてしまうのでご注意を。
写真集もオススメです
写真集はいろいろなものがある
「しかし日本では長らく写真集を出すことが、作家にとって作品や作品シリーズの最終形だったのです」。
最近の写真事情
写真が登場してから約150年ほどしか経っていませんが、その技術は日進月歩です。白黒の写真からカラー写真へ。フィルムからデジタルへ。プリント方法も、フィルムだった頃は化学反応により紙に定着させていましたが、デジタル隆盛の今ではプリンター出力です。「いくらプリンターが高性能だと言っても、色が100年後も褪せないで保つかどうかは、正確に言うとその研究も現在進行形で、誰も保証できない、とも言われています。私たちは確認できない、と言ったほうがいいかもしれません」。
アートの中でも、写真作品は手に入りやすいもの。メンテナンスに気を付けて、楽しんで鑑賞してくださいね。
【展覧会・イベント情報】
The Third Gallery Ayaの展覧会情報をお伝えします。
2014年1月21日(火)~2月15日(土)
鍛治谷直記展「JPEG」
2014年3月7日(金)~9日(日)
アートフェア東京/日本芸術写真協会ブース