片思いを実らせる、3つのステップ

大好きなのに、手が届かない。あなたは、そんな恋をしたことがありますか？　「相手は私のこと何とも思っていないみたい。でも好き。諦められない」。今回のテーマは、切ない片思いです。

無理めの恋をテーマに選んだのは、月9ドラマ「失恋ショコラティエ」を友人たちと見たのがきっかけです。主人公の男性はショコラティエ。小悪魔的なヒロインに恋をするものの、まったく振り向いてもらえず、それでもただ一途に彼女を思い続けます。ドラマを見ていた男性が、ぽつりと言いました。「もし、女性からこんな風に思われたら、きっと好きになるなぁ……」。そこから、片思いをしたらどうしたら良いのか、という恋愛トークに発展。片思いでも頑張ることを前提に、その場にいた、30代メンバーに、上手なアプローチの方法についてインタビューしました。

Step1　まずは、純粋に相手の喜ぶことをする

コンサルタントとして働く30代の女性がときめいたのは、主人公が、「ただ、彼女の笑顔が見たい」とつぶやくシーン。二股をかけられて振られた上に、彼女の結婚式のためのケーキと引き出物のお菓子づくりを依頼されるという辛い状況にも関わらず、彼女の笑顔を求めて頑張る姿に感動したそうです。

男性たちからも「ここまでまっすぐに恋をされたら、最初は何とも思ってなくても、意識してしまいそう」という声があがりました。大人になるほど、自分の気持ちに正直でいること、それを表現することは難しくなるもの。だからこそ、素直な思いに心を打たれる人が多いようです。なかには、「でも、自分が好きじゃないと重いかも」という意見もありましたが、思いを押し付けたり、負担になるような回答を求めたりしないなら、純粋に嬉しいという声が多数派でした。

ただし、笑顔が見たいからといって、自分の気持ちをおさえて身を引いてしまっては、実るはずの恋も実らなくなります。片思いでも恋を続けたいと思うなら、静かに思いを育む強さが大切になります。