住みながらのリフォームでは、着工して1週間くらいで疲れた顔に
住みながらのリフォームで疲れた顔をする人も
工事を円滑に進めるためには、リフォーム業者と住んでいる人がお互いに協力しあう必要もあります。
工事が始まって1週間を過ぎるころでしょうか。様々なストレスでだんだんと顔が疲れてきている、そんな場面によく出会いました。
お化粧は一瞬、長い下地作りの間がイライラする
リフォームでは住んでいる人が工事過程を横でずっと見ているので、イライラすることも
新築と違ってリフォームでは、住んでいる人がその工事過程を横でずっと見ています。仕上げが始まれば、それこそ1日かそこらで一気にキレイになるのですが、この下準備の段階がとても長く感じられるものです。
ちょうど外出前の女性のメイクを横でずっと見ているご主人の心境と言えばいいのでしょうか。見られながらお化粧をしている方も気を使いますが、見ている方もまだかまだかとストレスがたまります。
不安と疲れがピークに達する時期、クレームが発生し始める
工事中の音やホコリ、職人さんたちへの気遣い、ご近所への気兼ねで疲れ始めているところに、思ったように進んでいないように見える現場。一週間めは疲れだけでなく、不安がわいてくる時期でもあります。ちょっとしたクレームが発生し始めるのもだいたいその頃です。逃げ場がない?マンションでの住みながらリフォーム
マンションでの間取り変更を伴う大型リフォームの場合は、仮住まいに引っ越すほうが楽
荷物はトランクルームに預ける、1部屋ずつ仕上げるなどの工夫で、人の居場所を確保しておかなければ、工事中が辛いものになってしまいます。
しかし荷物を移動しながらの工事や、1部屋ずつ仕上げていくような工事方法は、手間と費用が掛かります。工事をする側からすれば、何もない家を一気に工事するほうが、効率よく進められるので、工事を早く終わらせることができるのです。
仮住まいに引っ越してのリフォームとなると、手間が大変と思われるかもしれませんが、家中工事をするなら、どちらにしても引っ越し並みの片付けと準備が必要です。マンションでの間取り変更を伴う大型リフォームの場合は、仮住まいに引っ越すほうが楽にリフォームできます。
リフォームするのに必要なもの3つとは?高齢者は注意を
工事が終われば多くの人が幸せいっぱいの笑顔に
工事中に3kg痩せた!うちは2kg!というように、痩せるほど大変だったとおっしゃる人もいますが、出来上がってしまえば、途中の苦労も吹き飛んでしまう方が多いのですね。
しかし、ダイエットになった!と笑い話になっているうちはいいのですが、体を壊してしまっては元も子もありません。高齢者のリフォームで不安になるのは、そのあたりのことです。
一般消費者向けのリフォームセミナーでいつもお話ししているのは、リフォームをするのに必要なことは3つ、気力、体力、そしてお金、というものです。特に住みながらのリフォームには体力が必要です。高齢者がいるご家庭でのリフォームでは十分に配慮して頂ければと思います。
住みながらの快適性を維持するのがリフォーム業者の腕の見せどころ
この住みながらの快適性をいかに維持するかも、リフォーム業者の腕の見せどころです。このあたりがおざなりでは、リフォーム向きの業者とは言えません。住みながら工事のノウハウの蓄積を持った、経験が豊富な業者を選んで頂ければと思います。Copyright(c)2014 一級建築士事務所 Office Yuu,All rights reserved.