いまさらですが、LINEにはまってます
LINEでやる20の質問、簡単ですごく楽しいのです
20の質問というのは、誰でもすぐにその場で出来る簡単なゲームです。出題者と解答者がいて、出題者は頭の中に答えとなるお題を1つ思い浮かべます。解答者はそれについて、「はい」か「いいえ」で答えられる質問をしていきます。20個の質問をした後、解答者がお題を当てられれば勝ち、というルールです。
十数人程集まりまして、LINEのトーク、つまりチャット機能を使ってこの20の質問を遊んでいるわけです。これがまあ、恐ろしく面白くて、みんなでお題について推理して、「目で見えないもので、重さが無いもので、固有名詞…ってそんなもん存在するか!」なんて言い合ってですね、今度はあの質問をしようとか、そのうち関係ない雑談になったり、今遊んでるゲームの話になったり、いやいやマジメに推理しようよとか、そんなことをやってると、LINEが気になって気になって仕方がありません。今どきの女子高生か! ってぐらい、暇さえあればスマートフォンでLINEのチェックしてます。
で、そんな風にLINEにはまってると、スタンプが気になりだします。一応、知らない方の為に説明しておくと、LINEでは文字の他に、イラストなどの絵柄を書き込むことができて、これをスタンプと言います。このスタンプ、最初から使えるものもあるんですが、色んな種類があって追加で購入することができます。
周りの人もみんなスタンプを使っていますし、ガイドもいくつか購入して、海原雄山が高笑いするスタンプなどを気に入ってペタペタと貼っています。そんな時に、ふと気がついたことがあります。
それは、このスタンプが200円で気軽に買えるのですが、冷静に考えるとすごく高い商品なのかもしれない、ということです。そして、コンシューマーゲーム業界において、200円のものをダウンロードで気軽に買ってもらうって、結構大変かもしれない、とも。
LINEスタンプがどうして売れるのか、なんでユーザーが満足するのか、そのことを考えると、少し、ゲーム業界にも役に立つヒントがあるかもしれません。
画像40枚で200円
このスタンプ、誰かが使っていると羨ましくて欲しくなります
でも、こう考えてみるとどうでしょう。マンガ1冊買うといくらか、ワンピースなどの少年漫画なら400円ぐらいでしょうか。青年誌で連載されているマンガだと600円ぐらいします。で、200ページ程度のボリュームでビッチリとマンガが描き込まれていて、物語が楽しめて、紙の本が手に入ります。それに対して、LINEのスタンプは、そのマンガから切り取ったような画像が40枚だけ。デジタルデータで手元には何も残りませんし、LINEのトークに貼る以外に使いようもないものです。これが200円。
ここまで書いておいてなんですが、実はこの比較はあまり意味がありません。マンガの単行本と、LINEスタンプでは消費者側が感じる価値が全く違うからです。じゃあ、どこが違うのか、なんでスタンプだと小規模なボリュームのコンテンツでも満足してしまう人がたくさんいるのか、ここがポイントです。