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Facebookをビジネスで使おう:特性を知る

世界で12億人が利用するFacebook。プライベートだけでなく企業もFacebookページを使って情報発信ができます。企業がFacebookページを運用することでどういう効果があるのか解説します。

深谷 歩

執筆者:深谷 歩

ソーシャルメディアガイド

世界でおよそ12億人が利用しているFacebook。国内でも、2100万人が利用しています。家族や友達、ビジネス上のつながりのある人、同級生など、さまざまな状況で触れ合った人たちとFacebookでつながることで、人々はたくさんの情報を交換するようになりました。

Facebookでは、日常のできごとやイベントを写真付きで投稿する、おもしろいWeb上のコンテンツをシェアする、特定の場所に来たことを「チェクイン」で記録する、など使い方も多様で、気軽に情報のやりとりができるようになっています。特に、スマートフォンなどのモバイル端末が普及したことで、自分が見ているものを写真に撮って、すぐに投稿することも自然な行動になっています。

自分とつながりのあるユーザーの発信する情報は「ニュースフィード」と呼ばれるFacebookにログインすると最初に表示されるページにまとめて表示されます。このニュースフィードからユーザーは、友達の投稿に「いいね!」したり、コメントしたり、双方向のコミュニケーションを簡単にできるようになりました。

Facebookのニュースフィード

Facebookのニュースフィード



こうした中で、企業が運営する「Facebookページ」とユーザーが「いいね!」でつながるということも一般的になっています。ニュースフィードの中で友達の情報と企業の情報が自然に混在しているのです。

「Facebookをビジネスで使う」というと、「ユーザーには企業の情報なんて見向きもされないのでは?」と考えるかもしれませんが、そんなことはありません。宣伝ばかりでは、ユーザーの気持ちをとらえることはできませんが、その情報を見たユーザーが参考になる情報、楽しいと感じる情報、びっくりする情報、応援したくなる情報を発信できれば、ユーザーから反応を得ることもできます。

Facebookでは、大企業も中小企業も、ローカルショップも同じ土俵で同じやり方で情報を発信できます。ユーザーが期待する情報を発信し続けることができれば、ユーザーはそのビジネスのファンになり、応援してくれる存在になります。

筆者は、2013年1月末よりフェレット用品を販売するオンラインショップ「Ferretoys」を運営しています。オンラインのみで実店舗はありませんし、宣伝の方法はFacebookとTwitterのみです。ショップを開始するにあたって、Facebookページの開設、Twitterアカウントの開設を行い、Facebookで広告を配信しました。ショップをオープンしてすぐに購入が数件発生しました。またその後もFacebookページやTwitterでつながりを持った人たちが購入してくれる場合がほとんどです。もちろん、全てのソーシャルメディアのアカウントと顧客情報を結び付けられるわけではありませんが、実際に「商品が届いた」「注文した」ということをFacebookやTwitterで知らせてくれる方もいますので、実際にソーシャルメディアで知って購入までいたったというお客様が多いのだと思います。

数ヶ月、半年とFacebookでつながり、発信する情報を見続けてもらえる中で、信頼を得て、ファンになってくれた人がそのまま顧客になっていただいているのだと感じます。

こうしたお話を聞くと、今年こそは我が社も、うちのお店も!という気持ちになるでしょう。次回以降では、実際にFacebookページを作成し、運用していくためのコツを中心にご紹介します。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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