エクストレイルの欧米化! 国内市場の反応は?

エクストレイルは国内販売を盛り返そうとしている日産にとって非常に重要なモデルである。2013年の販売台数を見ると、ノートとセレナに続く3位。モデル末期ながら好調に売れていたのだから素晴らしい! フルモデルチェンジで大幅に売れ行きを伸ばしたいところ。
エクストレイル

デザインががらっと変わり、ボディサイズも大きくなった

一方、日産全体で見るとエクストレイルの販売台数って多くない。ほとんど日本国内でしか売れていないからだ。効率を重視する経営陣は「だったら アメリカで売っているローグと同じ車種にしよう。ディーゼルの販売台数も多くないため不要」という判断をしたのだった。

そんな経緯で発表された新型エクストレイルを見ると(1)アメリカ人が好むローグと共通のデザインになったためアメリカンテイストになった。(2)アメリカ市場を考えボディサイズを一回り大型化。そして(3)ディーゼルエンジンをやめた。もちろん全て日本市場にとっちゃネガティブ。

厳しいと考えた日産は3つの対策を打ってきた。まず(1)大きく豪華になったにも関わらず価格を据え置き。3列シート車もラインナップ。(2)ガソリンエンジンの燃費を大幅に改善。(3)自動ブレーキに代表される安全装備を導入している。果たしていかに? 1つずつ検証してみたい。

新型エクストレイルの実力をチェック

ボディは確かに大きく&豪華になった。驚くのが質感の向上。どちらかといえば質実剛健だったエクストレイルながら、新型になって高級感すら漂う。到底同じ価格と思えないほど。奥様方からすれば大歓迎かと。成人男性だと少し狭いとは言え、3列シートも嬉しいと思う。
インテリア

成人男性だと少し狭いが、3列シートはうれしい

アイドリングストップや省燃費エンジンを採用したため、JC08で16.4km/L(4WDでも16km/L)という素晴らしい燃費を達成している。短い時間ながら試乗してみたが、太い低速トルクを出すエンジンは好感度高い。エンジン停止状態からの再始動も滑らか。

自動ブレーキは日産の公表値だと80km/hまで稼働し、30km/hまでなら停車出来る可能性が高いというもの。こういった数値は、確実性を持たせるため余裕を残すため、40km/hからでも十分に停止出来る感じ。最近増えてきた「30km/h以下に限って稼働」という簡易式じゃない。

以上。新型エクストレイルを見ると、飛び抜けた魅力無し。CX-5のように燃費の良いディーゼルエンジンを持つでもなし、フォレスターのような高度の自動ブレーキも無し。されど全体のバランスを考えれば、なかなかのコストパフォーマンスだと思う。価格を見たら「頑張りましたね!」。

例えば『20Xエマージェンシーブレーキパッケージ』は、232万6820円でアルミホイールやオートエアコン、横滑り防止装置VDC、アイドルストップ、自動ブレーキ、革巻きハンドルまで標準装備される。初期受注も順調らしい。果たして売れ行きを維持出来るだろうか?

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